デジタルサイネージ@静岡市繁華街

SUZY(メンカタ)

2010年09月08日 21:10

静岡市繁華街に登場した、新型宣伝端末ってどうなの?

ITの世界とか経済用語、外来語は色々なものが登場してきます。こまめにネットを見たり経済新聞を見ていれば大体カバーできるのですが、それでも知らない言葉や知っていても内容まで詳しく知らないものがけっこうあります。今回の「デジタルサイネージ」もこれほど進歩しているとは思いもしりませんでした。まさにドッグイヤーですね。



このデジタルサイネージとは電子看板と訳されているのですが、実物は色々なタイプがあるようです。看板のように見ているだけのものから見て触って操作できるものまで各種揃っていて、さらに日進月歩の世界のようです。静岡市の繁華街に登場したものは、情報コミュニケーション端末と称しているようにパネルにタッチして必要な情報を取り出すようになっています。駅前や地下街、伊勢丹前など7ヶ所8台設置されたそうです。

が、この情報端末はまだ市民や観光客、静岡へ遊びや買い物に来た人たちに認知されていないのか、予想よりもだいぶ苦戦しているようなのです。なんせ最新式ですから、どれだけタッチされた方がわかるのです。ちなみに8月1ヵ月で8台の合計で8万5千くらいですから、ちょっとしたローカル人気ブログくらいでしょうか。1台当たりにすると1万ちょっとは少ないですねぇ。しかも鳴り物入りで始めたホビーフェアのスタンプラリー込みの数値なんですから。

さて、この情報端末の値段ですが、一台あたり高級外車1台分、公務員様1名の年収分くらいするらしいのですが、費用対効果の方はどうなんでしょうか?掲載している企業から情報掲載料をとっているようですが、私が操作した感じではまだまだボリュームが少ないのと、レスポンスが悪くて、欲しい情報に至るまで時間がかかるのがネックだと思いました。まぁこれは普段から検索サイトでサクッと目的に直接アクセスするからかもしれませんが・・・。



それから、静岡市のサイネージの場合は看板の枠も立派なうえにお財布ケータイ、フェリカでピッとやるとクーポンやお店の地図などがダウンロードできる最新式のものですが、年配の方などは操作できるのかわかりませんし、私などは普及しているQRコードで十分でないかと思ってしまいます。まぁこれからの時代を見据えての措置なんでしょうが、これからどう活用させていくかがポイントとなるでしょうね。とかくお役所仕事の常で設置すること建設することが目的になっていて、それをいかに有効活用して育てていくかのソフトの部分がおざなりになりがちですから。

ところで、このような電子式の看板、もしくはナビの対極にあるのが人間による案内だと思うのですが、私などはシティホテルにいる有能なコンシェルジュの方が何倍も役立つのではないかと思っています。街のことならレストランからイベント、飲み屋、ビジネスのことなら何でも知っていて、その場で予約や問い合わせまで即座にやってくれる万能選手なんですから。海外に行くと本当に助かりますよね。このような街のコンシェルジュが駅前の案内所に常駐している方が街のPRや観光には役立つと思うのですが・・・。まぁ無理でしょうね。

そうそう、このデジタルサイネージ、ホビーフェアのスタンプラリーもやっていますし、9月17日締め切りで愛称を募集しています。私は「しずナビ」の愛称を募集します、の「しずナビ」でいいと思うのですがねぇ。詳しくはこちらからどうぞ。

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