静岡市美術館@静岡市葵区
芸術の秋! 静岡駅前に新しい美術館ができますよ!
ということで、先日街中に出かけた際に初めて葵タワーに出来た
静岡市美術館へ出かけてみました。ってまだ正式に開館していないのですが、ホールとかミュージアムショップ、カフェなんかは一足早くオープンしていたんですね。この日は日曜日だというのに人もまばらで、ちょっと寂しささえ覚えてしまいました。まぁ、これも正式にオープンすれば賑わうのでしょうが・・・。
っていうか、駅前の一等地の新しいビルに収蔵品を持たないとはいえ、新しい美術館を市営で開館する意義とか目的がこの緊縮財政の現代に必要なのかなぁと思ってしまうのです。運営する静岡市では、人気のある金沢の21世紀美術館とか十和田市の現代美術館などアートで観光客を誘致できるのではないか?と思っているのでしょうかねぇ。現在決まっている3つの企画展では弱いのではないかと思ってしまうのです。
まぁ美術に関しては門外漢なので何ともいえないのですが、「印象派」「徳川美術」「版画の棟方」では新しさとかパワーの点では弱いのではないか・・・と。同じ市内に県営の美術館があるのですからそれと似通った企画展をやるのもなんだかなぁと思ってしまうのです。まぁ市内外の美術愛好家にとっては県と市の美術館が揃っているのはいいことでしょうし、政令指定都市なんだから美術館ぐらいあって当然かもしれませんが、何か釈然としないのです。もうひとつ懸念することは駅南のアートギャラリーの借金もまだある状態ということです。これではハコモノ行政と言われても仕方がないと思うのですが・・・。
それからカフェやショップはお洒落なんですが、空間がありすぎて落ち着かないというか、オープンの広い空間すぎて居心地があんまりよくないんですよね。真っ白で絵にはなるのですが・・・。でも天井も高いですし、窓も大きくて天気が良ければ気持ちがいいことは確かです。
と、今週末の新聞やテレビ、ローカル番組ではこの静岡市の新しい美術館の話題が色々と出てくると思います。そうそう、例によってHPはまだ一部完成していない所がありますので早くオープンした方がよろしいかと・・-・。俗物の私などは、せっかく東静岡でガンダムイベントをやっているのですから、それに関連したガンダム展とかSFロボット展とか現代のフィギュア博覧会的なものをやった方がいいのではないかと思ってしまうのです。
まぁ、いずれにしてもハードよりもソフトの時代ですから、どんな企画展をやっていくかが大事ですから館長をはじめ学芸員の皆様には頑張ってもらいたいですね。例によって上から目線の記事ですいません。
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