静岡道楽日記

フランス四苦八苦旅7　フランス国鉄でブロワへ！

今回のフランス旅のハイライトと勝手に決めていたのがロワール渓谷の城巡りです。フランスに数多くある古城の中で一個所に集中しているのがパリから150キロから200キロほど離れた場所にあるロワール渓谷です。世界遺産に指定されている古城も多く、日本人観光客、特にハネムーンの人たちに人気があります。



このロワール渓谷は川沿いや街の中、郊外にポツンとあったりしており、電車やバスで回るのは不便です。それでも夏場なら臨時のバスなどが出ており、なんとか可能ですが私が出かけた３月はシーズンオフということでクルマでないとなかなか自由に巡れないということで電車プラスレンタカーでの城巡りとなりました。



ロワール渓谷への出発駅は、パリ市内の南東部にあるオーストリッツ駅です。ここからは城巡りに最適なブロワへは日に何便か直通のものがあります。２時間弱で行くことが可能です。気になる値段はフランス国鉄ＳＮＣＦのネット予約が便利です。さらに早めの予約ならお値打ちな料金でゲットすることができます。便利な時代になったものです。



この日は朝７時過ぎにオーストリッツ駅へと向いました。日本の駅と違って改札口がありませんし、出発の２０分ほど前まで何番線かから出るのかわかりません。これもあってか多くの乗降客が電光掲示板の前でチェックしています。おまけに遅れることも日常茶飯事ですから乗るまで気が抜けません。



なんとか間違うことなく目的の電車に乗り、定時に出発することができました。乗ってしまえば電車の中は日本もフランスも変わりありません。平日とあって観光客よりもビジネス客の方が多かったですし、のんびりとした田園地帯を眺める人もおらず、皆さんスマホをいじったり、パソコンで仕事をしていたり・・・と、これも日本と変わりません。



と、遅れることなく目的のブロワへと到着しました。ガイドブックなどではロワール渓谷の基地としてはトゥールがお勧めされていますが、こじんまりとしたブロワの方が良いのかと思います。なによりシャンボール城に一番近いのがこのブロワですし、トゥールへ行くには高額なＴＧＶがほとんどで、ブロワ行きはお手頃なインターシテが主体ですから・・・。