静岡道楽日記

惣菜が充実している精肉店あります！

減少の一途をたどる個人店。特に魚屋、八百屋、肉屋の生鮮３品を商う基本的なお店は商店街や郊外から減りつつあります。そんな中、静岡市葵区にある肉のトリイケは郊外にあってご近所さんから愛されているお店です。お店自体はそれほどの広さもありませんし、お洒落さも高級感もあまりない昔ながらのものですが、安くておいしい惣菜や肉が買えるということで人気があります。



こちらお店は入り口の所に大きな揚げるばかりになったコロッケやとんかつ、メンチカツなどが並んでいます。このまま買って帰り自宅で揚げることもできますが、昼10：30～12：00と夕方16：30～18：00の時間はお店の調理場で揚げてくれるサービスを行っています。夏場は揚げ物をするのはつらいですし、精肉店はラードを使っているので香りと味が家庭とは違うのがポイントです。





この日は初めてでしたので黒毛和牛コロッケと黒毛和牛メンチカツ、春巻きをお願いしました。待ち時間は２，３分と短めです。待ち時間に店の中を見ていると、シューマイがあったりサラダや鳥の手羽があったり煮物があったり・・・とバラエティに富んでいます。店の中央のテーブルには大きなおでん鍋が鎮座しています。串に刺してある静岡おでんなのは言わずもがなです。



さて、家に帰ってからちょっと温め直して食べてみます。最初はコロッケからです。これは正統派の肉屋のコロッケです。丁寧につぶされたじゃがいもの所々に牛ひき肉が顔を覗かせてており、これが味のポイントとなっています。ジャガイモのホクホクさとまったりとしたひき肉の旨さのバランスが良いですね。なによりラードの香りが最高です。



もうひとつのメンチカツはコロッケに比べると肉々しいのですが、これが逆にしつこさというか重たい印象になってしまいました。私的にはもう少し高くてもよいので、ワンランク上の肉を使ってもらえるとうれしいですね。もうひとつの春巻きは80円というお手ごろな値段ながら中華料理屋顔負けの本格的なものでちょっとびっくりしました。



一度目の訪問に気をよくして１ヶ月ほどして２回目の訪問をしました。今度はコロッケとカニクリームコロッケとお店おすすめのベリーハムを買ってみました。カニクリームコロッケは洋食屋のものとは違いますが、程よい塩気とトロッとしたクリームが懐かしい感じがして気に入りました。



もうひとつのベリーハムは、脂身の甘くスーパーで売っているようなハムとはちょっと違う高級感のあるもので、サンドイッチやハムエッグにしたらいけました。次回はもう少し厚く切ってもらってハムステーキをやってみたいですね。



と、今や貴重となった町の精肉店ですが、豚肉や鶏肉といったものからコロッケやとんかつ、サラダ、煮物などの惣菜まであれこれ揃う近所に一軒あれば大いに助かるお店だと思います。スーパーとは違う揚げ物やおかずなど一度出かけてみたら贔屓の商品が見つかるかと思います。次回はポテトサラダとシュウマイを買ってみたいと思います・・・

静岡市葵区神明町49
054-271-5439　　～19：00　　日曜休み（祝日は営業）

店内の写真は次のとおり