静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

うなぎの町浜松に出現した鰻のニューカマー!

静岡県で一番大きな都市である浜松には全国に誇るものがたくさんありますが、鰻もそのひとつです。今や少なくなったとはいえ浜名湖には養鰻池があり、鰻の卸売りや小売のお店から鰻屋が市内に点在しています。また東京と大阪のちょうど中間ということで関東風と関西風のうなぎを提供するお店が存在するという珍しい町でもあります。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

そんな浜松の鰻屋には多くの老舗があり、切磋琢磨しつつも激しい競争をしています。そんな中に飛び込んできたのが今回訪れただいだらです。オープンしたのはちょうど1年前ということでコロナ騒動の真っ最中でした。お店があるのは飲食店が多い佐鳴台鴨江地区です。以前は居酒屋かなんかであったであろう店舗の居抜きのようで、カウンターのほか、小上がりやテーブル席があります。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

この日はお店独自の1周年記念のお値打ちな価格設定のうえに浜松市のLineクーポンで30%引きということでお得にお弁当を買うことができました。普通なら3400円ほどする上うなぎ弁当が2000円ちょっとで購入することができました。なお、お高くなったうなぎをお気軽に食べられるように、こちらのお店ではうなぎ半分と自慢の出し巻き玉子をあわせたうな玉丼も販売されています。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

家に帰って温めて食べることにします。見た目のポイントは箸休めに出し巻き玉子がついてきていることでしょうか。うなぎはけっこう大きめなサイズのものが使われています。弁当にはご飯と鰻にタレが掛かっていますが、別添えのタレも追い掛けします。このタレはキリッと辛口のさっぱりとしたもので、ベタッとした甘くないのが良いですね。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

肝心のうなぎは厚さがないもののふんわりと上手に蒸してあります。この柔らかさは関東風ならではですね。お箸で解けるほどではありませんが、パリッと硬めな関西風の地焼きとは違います。さらに炭火で焼かれているので独特の香ばしさも楽しむことができます。やはり炭火の威力はすごいものがあります。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

もうひとつの目玉が出し巻き玉子なんですが、これが京都の有名弁当屋の出し巻き玉子のような完成度でした。甘さも控えめであり、噛み締めるとじんわりと口の中に広がる芳醇な出汁のおいしさが良いですね。これだけを別に頼む人も多いのも分かる気がしました。あと、何気にご飯が硬めに炊かれているのもポイントです。

浜名湖うなぎ だいだら@浜松市中区

と、高騰が続くうなぎをお値打ちに楽しむことができてなによりでした。この日は午後2時前に訪れたのですが、うなぎ完売ということでけっこうな人気のようで、ネットでも評価が高いようです。店主はうなぎ屋よりも他の飲食店での修行が長いようですが、その経験を生かして従来のうなぎ屋と一線を画す誰でもが食べられるようなお店にしているのだと思います。2000円しないうな玉丼はまさにそんな一杯だと思います。

浜松市中区鴨江3-68-8 アサヒ開発ビル1-A
053-525-8511  11:00~14:00  17:00〜20:00  月曜休み




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