麺屋燕@島田市

SUZY(メンカタ)

2010年08月09日 21:23

夏のラーメン祭④ 移転するたびに成長する島田の人気店!

飲食店も人間のように成長すると考えると、この燕というラーメン屋は移転するたびに成長しているように思います。最初は現在の場所に程近い場所の居酒屋のようなお店でスタートしたときは試行錯誤しているように思いましたし、国一バイパスの野田インター近くに移転したときは新メニュー開拓などラーメンに磨きをかけているように感じましたが、今回新装オープンになった3回目のお店に初めて行ったのですが、自分のスタイルを確立しているように感じました。



それはお客さんにもわかるのか、朝早くから多くのお客さんが押し寄せており、私が行った時は満員御礼の状態で、食べ終わるまでに40分以上掛かりました。もっとも土日のランチ時には外まで並ぶ人を見たことがありますから、これくらいで済んでよかったのかもしれません。まぁ、この行列も、一度に限られた数しかラーメンを作らないため時間が掛かるのですが、そうしないと安定したレベルのものができないからなんでしょうね。

今回の半額メニューは、夏にはうれしい「本枯節醤油冷やし麺」です。鰹節の中でも一級品である本枯節を使っているのでしょう。すっきりとした味わいとほんおりと上品に香る鰹節出汁は、ラーメン屋のスープというよりもお蕎麦屋のラーメンスープのような感じです。より一層そう感じさせてくれるのはトッピングの揚げ玉の存在でしょうか。



いつものように麺固めでお願いしたこともあって、シコシコツルツルとした麺とかいわれ大根や海苔と相まってアッという間に完食してしまいました。スープの脂分もほとんどないので、濃い目のものが苦手になってきた私でも問題ありません。これなら年配の人を連れてきても大丈夫だと思いますよ。



もうひとつの和風醤油ラーメンも魚系がしっかりと効いていて良い感じです。ただ、冷やし麺と違って私には脂分がけっこうあるように感じて、最後は辛くなってしまいました。まぁ、これは普通の人には丁度良いくらいの感じなんでしょうねぇ。ラーメンの旨さには油の旨さも加味してのものですからねぇ。トッピングのバラ肉チャーシューもトロトロでウマーです。これも若い人には人気があるかと思います。良いバラ肉を使っているからか臭みもないのは流石ですね。

それから、こちらのお店は営業形態がちょっと変わっているので初めて行く人は注意が必要かと思います。朝6時30分から9時までの朝ラータイムだけに提供されるメニューや9時からのみのメニューなんかがありますからね。ちなみに冷やし麺は朝9時からのみになります。私は今度行くなら朝ラーライムで大評判の京カレーラーメンを食べてみたいですね。サービスで小ライスも付いてくるので、カレー丼も楽しめますし・・・。



それにしても、朝早くから多くのお店でラーメンを食べることができる志太地区は、ラーメン好きにとってはある意味パラダイスなのかもしれませんね。藤枝地区のお店の多くはあっさりめの醤油系のお店が多いので、こってりが好きな人はコク味噌とか京カレーがあるこちらのお店がいいかもしれません。

島田市御仮屋町8770
0547-34-2223  6:30から15:00(土日はスープが終わり次第終了)

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