静岡空港新幹線新駅問題＠官と民

県民は新幹線新駅よりも、のぞみ＆ひかり停車を望んでいる！？

一昨日３月４日はＪＲのダイヤ改正がありました。例によってＪＲ東海は新幹線推しでありまして、駅のポスターなどはこれ一色でした。まぁ、ＪＲ東海の屋台骨を支えているのは東海道新幹線ですから仕方がないのかもしれませんが、今回の改正でものぞみが早くなったといのうのが一番の話題です。



この「のぞみ」、東海道新幹線の中で一番駅が多く、距離も長い静岡県には全くといっていいほど影響がありません。大阪や広島、博多方面へ行く場合に名古屋で乗り換えて使うくらいでしょうか。静岡県民に一番馴染みのあるのが「こだま」であり「ひかり」です。が、こだまは、のぞみやひかり待ちが多くて時間がかかりますし、ひかりは、静岡や浜松などの政令指定都市でも全列車が停車しないという冷遇ぶりです。

こんな状況ながら、静岡県のＴＯＰは「静岡県内をリニア新幹線が通過し、搬出土や大井川の流量への影響があるので、その代わりに静岡空港の下に新駅を作るべき」とＰＲしているのですが、それよりも静岡県民は、静岡駅や浜松駅の早朝や終電近くののぞみ号停車やひかりの全列車停車を望んでいるのではないかと思っています。



これは、東京駅や品川駅から夜８時過ぎに静岡方面へ帰ってこようとすると30分から１時間ほど待たないと次の列車がないという状況が見られることからもあきらかだと思います。静岡駅から東京や横浜まで新幹線通勤や通学を推進している静岡市ですが、それなら新幹線のこのような状況を改善する努力も必要かなと思ったりもします。

と、これは私の考えというか思いなんですが、行政は本当に新幹線の新駅を多額の税金を投入してまで建設することを住民が本当に望んでいるのか？ということは考えないのでしょうか。一度走り出したら止まらない官の事業の悪い面が出ているのではないかと思ってしまいます。ただでさえ、現在でも考えられいほど多額の補助金や税金を静岡空港に投入しているんですからねぇ・・・・。



P.S.新幹線といえば、ドクターイエローですが、名古屋のリニア鉄道館で、ドクターイエロー展を開催しています・・・・。
　　　線路の写真は、静岡空港近くの新幹線のものです。牧之原のトンネル出口です・・・・。