鯛春の天然たい焼き@菊川市
魚が食べたい!⑫ 静岡県でも珍しい天然もののたい焼きのお店!
寒さが厳しい日が続いています。寒い日に欲しくなるのが温かいスイーツです。気軽に食べることができて懐にやさしいものの筆頭といったら鯛焼きではないでしょうか。この鯛焼きにあって、珍重されているのが天然ものと呼ばれている焼き台がひとつずつ分かれているものです。一本焼きとも呼ばれています。静岡県では珍しい天然ものが買えるのが菊川市の鯛春です。
この天然ものと呼ばれる由縁は、現在の鯛焼きではポピュラーな4つとか6つの鯛焼きを一度に焼く型に比べて焼き方、扱い方が難しく、慣れないと焦げたり生焼きになってしまう反面、上手に焼けると皮はパリッ、中がふんわりの理想的な鯛焼きができるために呼ばれているそうです。あとこの一本焼きの型を作る人がほとんどいないために絶滅に瀕しているともいわれているそうです。確かに焼いている場面はガチャガチャと忙しく大変そうです。
さて、その天然ものの鯛焼きの出来栄えはどうでしょうか? こちらのたい焼きの一番の特徴は、中の餡子が漉し餡なことです。ツヤツヤの粒餡が鯛焼きに似合うと思っているので、ちょっと違和感がありますし、粒餡派の私としては苦手の部類ですが、餡子自体は上手に炊けているのは流石ですね。
と、寒い冬には大人気で行列ができるこちらの店の鯛焼きですが、春から秋口まではお休みです。それから鯛焼きは食堂の一部門で本来は丼ものや定食なんかを出したり出前したりしています。それから、こちらのご主人も職人気質のお店にありがちな年配の方なのですが、いつまでも元気にたい焼きを焼いていってほしいですね。
P.S.スイーツ好きは、魚といえばたい焼きですよね!?
菊川市半済1138-8
10月~3月 平日15:00~18:00 土日祝日12:00~18:00
※食堂は11:00~13:30 17:00~19:30 水曜休み
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