居酒屋 漁珍@兵庫県豊岡市

SUZY(メンカタ)

2019年10月23日 20:36

関西激熱旅5 日本海の海の幸が楽しめます!

旅行での楽しみのひとつに、その土地のおいしい料理を食べるというものがあるかと思います。さらにお酒好きの人なら、その土地の銘酒を飲むというのも加わるかと思います。そのふたつを同時に叶えてくれるのが、地元に根付いている居酒屋や割烹です。敷居が高くない地元民が愛用しているお店なら間違いありません。



1泊目の豊岡市で選んだのはそんなお店、漁珍です。駅前の繁華街からちょっと離れているため観光客よりも地元の常連さんに愛されている居酒屋であり、店名通りに海の幸をたらふく手頃な値段で楽しめるお店です。この日は当日に予約したのですが、最後の一席であり、他はお盆ということもあり、帰省客やら地元民であふれかえっておりました。



なにはなくても刺身の盛り合わせです。地の魚、ほど近い日本海の幸中心にお願いしたのですが、お盆時期ということもあってか魚の種類が少なかったものの地のスルメイカや白身、海老など鮮度抜群でおいしく食べることができました。サーモンなども入っていたのはご愛嬌でしたが、値段も手頃でした。



次はハタハタのから揚げです。日本海を代表する小魚で鍋や干物などで知られていますが、カラリと揚げてあってもおいしいものです。こちらは塩が合っています。これは、店の黒板メニューから選んだもので、日替わりで魚、野菜などがいろいろと書かれています。これをじっくりと身ながらメニューを組み立てていくのも居酒屋の楽しみのひとつですね。



これらの魚に合わせたのが地酒の香住鶴です。地の魚には地の酒ということで、豊岡市の隣の香住町にある蔵元の日本酒で、蟹などの淡白な魚介類に合わせたキリリとした辛口のものです。さらに1合500円というお手頃さもうれしい限りです。まぁ、私は日本酒よりも地のご飯で刺身定食で楽しみました。



次は鰯の梅煮です。庶民的なおばんざいですが、これが梅がでしゃばらずに良い塩梅で、上品な塩っぱさでほっこりと柔らかく煮てあり、骨まで食べ尽くすことができました。



魚だけではなく肉もいってみましょうということで、関西でしか食べることができない焼き鳥の松葉をいってみました。これはやげんの上の部分で、1羽から少ししかとれない希少な部位で、柔らかいのに肉の旨みがしっかりと感じることができるおいしさがありました。焼き方も丁寧でどのテーブルでも注文されていたのがわかるものでした。



と、観光客相手でない地元の人に人気の居酒屋にはハズレがないということが、ここ豊岡でも証明されました。お店は関西らしく阪神推しらしく店内には黒と黄色のタイガースグッズがたくさん飾られておりました。もちろんテレビは阪神戦で、店のオヤジさんも店そっちのけで応援しておりました・・・。

兵庫県豊岡市上陰228-1
0796-23-3739


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