ぼいんぼいん山アート散歩@島田市
川根地区にある現代アート探しの山散歩
芸術の秋、行楽の秋です!大井川の中流域の島田市川根地区は清流に茶畑、温泉・・・と見どころが点在している里山です。日本の良き原風景といった和める地域です。その中心地の家山の北側にあるのが抜里(ぬくり)地区です。川根でも一番のお茶の産地です。その抜里地区にある小高い丘がぼいんぼいん山こと寺山です。
昭和の人なら懐かしいフレーズであるぼいんを冠する山なのですが、どこが山頂かわからないような小高い丘のような里山でお子さんでも無理なく登ることができます。駐車場は大井川鉄道の抜里駅で無料で使うことができます。茶畑の中にポツンとある無人駅で茶畑の中を集落方面へ進みます。
このぼいんぼいん山へ向かう道すがらに現代美術の作品が点在しています。自然とアートの融合というか、茶畑や森の中に大小の現代美術の作品を探しつつ里山探検できるというちょっと変わったハイキングを楽しむことができる珍しい場所なんです。
一番最初に目が付くのが大きな手の作品で、近くにいくと作品の紹介とQRコードによる詳しい情報を知ることもできます。その近くにあるのが実際に座ることができる円形の椅子アートです。このように体験できるアートなのも現代美術らしいといえるかと思います。その後集落に向けて歩いていると幹線道路に出ます。
そこから少し山へ登っていくと、このアート密集地区で一番人気の巨大な沢蟹が鎮座しています。目印は抜里地区唯一のゲストハウスでその向かいの農家の入口にあります。茶畑に佇む沢蟹はよく出来ています。その後、道路を2,3分登っていくとぼいんぼいん山への登山口が現れます。しっかりとした標識があるので迷うこともありません。
登山道はほとんどが舗装されています。ところどころにアート作品が置かれており目を楽しませてくれます。よくわかるものから抽象的に何が何だだかわからないものもありますが、それも現代アートの魅力のひとつなんだと思います。頂上までは10分ほどで到着します。頂上には展望がありませんが、少し回り道すると麓の集落や大井川を望むことができます。
と、行楽の秋にぴったりな里山アート散歩、休日にのんびりと行くには最適かと思います。少し行くと紅葉で有名な寸又峡温泉やお洒落なカフェ、そして川根温泉があります。さらに大井川鉄道のSLで行くことも可能です。この隠れたスポット、今後テレビなどで紹介されて人気になっていくと思います・・・
島田市抜里地区(旧川根町)
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