静岡道楽日記

伊豆長岡の温泉街にある大衆中華の人気店！　与志富

伊豆といったらなんといっても温泉です。数ある温泉の中でも伊豆長岡温泉は熱海などと並ぶ歓楽的な要素を持つ大温泉地として知られています。今回のお店はその温泉街にある中華料理屋です。最近はラーメン店専門店が多くなっていますし、人気もありますが、温泉街にはやはり何でも揃っている中華料理屋が似合うように思います。



そんなイメージ通りの中華料理店の与志富はカウンターにテーブル席、奥に座敷がある典型的なもので、温泉街ということもあって値段的にはちょっと高めですが、温泉客や地元住民、近くにある順天堂大学病院の関係者などでランチタイムを中心に賑わっています。この日もカウンターの最後の席をゲットしたほどです。

こちらのお店の人気メニューが炒飯ということで基本的な五目炒飯を、もうひとつはワンタン麺を硬めでお願いしました。どちらも大衆中華の王道的なメニューですね。この日はカウンターに陣取っていましたから調理の様子がよく見えましたが、年配のご主人がテキパキと中華なべを振って次から次へと料理ができています。



さて、やってきましたよ。まずは炒飯からいってみましょう。見た目は油がコーティングされていてちょっとくどいように思いますが、食べてみるとふんわりとしていて直球ど真ん中の中華料理屋の炒飯です。たっぷりと入った玉子とチャーシューとネギ・・・といったシンプルな具ですから、このおいしさはまさしく技術力の勝利といえるかと思います。人気があるのもわかる気がします。



もうひとつのワンタン麺も鳥ガラと野菜を中心としたさっぱりとした中にもコクのある醤油スープは昭和の香りがほのかに香る懐かしい感じがするもので、癖になるってことはありませんが、ホッとできる味わいです。ワンタンは肉がしっかりと入ったものでツルリンとした皮で、生姜の香りがけっこう効いていました。



と、この日は王道的なメニューで攻めてみましたが、隣のお客さんが食べていた中華丼もおいしそうでしたし、餃子の評判も良いということで、常連さんそれぞれに好きなメニューがある懐が深いお店だと思います。そうそう、同じ伊豆の国市の旧大仁町の国道沿いにも与志富というお店がありますが、弟さんのお店だということです。

伊豆の国市古奈125-1
055-948-0451　　11:30～15:00　17:30～22:00　　月曜日休み