静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

町中華よ永遠に④ 来勝軒のDNAを継ぐ中華料理店!

北国から雪の便りを聞こえてくるようになるとおいしくなるものに牡蠣があります。牡蠣料理にはいろいろとありますが、静岡市の牡蠣好きの間で人気だったものに、用宗漁港の目の前にある来勝軒のかきラーメンがあります。今やラーメン専門店でもメニューに載ることが多くなった牡蠣ラーメンですが、その元祖的なお店でした。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

そんな来勝軒が閉店し、その後に入ったのが街中で営業していた「なつめ」です。今年の2月に開店したのですが、以前から展開していた広東料理と従来の来勝軒が提供していた昔ながらの中華料理を融合した料理をメニューに載せています。この辺りの葛藤や試行錯誤はこれから解消されていくんでしょうか。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

今日は初訪問ということで、始まったばかりの牡蠣ラーメンといきたいところですが、牡蠣はそれほど得意ではないので、同じ冬季限定メニューからパイコー麺をお願いしました。値段は880円です。この日は平日ということもあってか年配のお客さんが2組だけでした。やはり場所柄土日のほうが賑わうんでしょうね。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

待つことしばしやってきましたよ。見た目は醤油ラーメンに角煮が載っているように思われますが、煮てあるのではなく揚げてある豚バラ肉を煮付けたものです。ちょっととろみがついているのは、中華料理屋らしいですね。スープは、醤油の味わいがストレートに感じられるもので、野菜系などの出汁も出ていますが、複雑な旨みがある流行のラーメン専門店と比べると単調かもしれません。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

麺は細めの喉ごしの良いものでスルスルと入っていきます。肝心のパイコーは、それほどのボリュームはありませんし、肉質はそれなりですが、中国料理ではよく使われる豆ソースで味付けされており、深みのある味わいは修行の賜物なのでしょう。それから日本人の苦手な八角系の調味料は使われていないのも良いですね。

広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区

と、初めて出かけて見たなつめでしたが、高級志向だった以前のなつめから進化系の町中華へと変貌したようで、得意の点心に加えてラーメンや炒飯などの昔ながらのメニューを提供することで地元の人に愛される店を目指しているように思いました。これから寒くなる時期は来勝軒譲りの牡蠣ラーメン目当てのお客さんが増えるんでしょうね・・・・。

静岡市駿河区用宗2-13-19
054-204-5388 11:00~14:30  17:00~20:30 火曜日休み




同じカテゴリー(中華料理系)の記事
宝珍茶寮@富士宮市
宝珍茶寮@富士宮市(2023-08-25 20:48)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
広東料理 棗(なつめ)@静岡市駿河区
    コメント(0)