静岡道楽日記

沼津の大人気中国料理店が、街中に移転！

沼津の王味といえば、開店前から行列ができる大人気中国料理店でした。四川料理をベースにしたちょっと本格的な中国料理とプリプリの海老をたくさん使ったメニューの数々が人気を呼んでいました。そんな王味が沼津の中心地のアーケード街に移転オープンして１年が経ちました。店名も華味、ファーウェイと一新しての再出発です。



そんな華味、今度は今までのファミリー向けの大衆的なお店とは趣を変え、大人向け、カップル向けのちょっと高級な店へと変身しました。今まであった駐車場もなくなったのは車社会の静岡県ではマイナスですが、それを考慮しての移転なんでしょう。果たして、この移転は吉と出るか凶と出るのでしょうか・・・



今回はランチでお邪魔しました。店の目の前にはコインパーキングがあり、その点では便利です。お店は以前も大型の中国料理店だったのですが、それをリノベーションして、シックでお洒落な空間へと変貌させています。内装は高い天井とコンクリートの打ち放しが特徴で、デートで使っても問題ありません。





今日は王味時代にも大人気だった看板メニューの薄切り豚肉の甘辛煮、四川料理で言うところの水煮肉片と海老まみれのチャーハンをお願いしました。値段は王味時代と比べるとちょっと上がっているようですが、これは場所代と考えると仕方がありませんね。上がったとはいえ、お店の雰囲気を考えると妥当かリーズナブルと思います。



さて、味は王味と一緒でしょうか？これが一番気になったのですが、お洒落なお店になったことも影響しているのか、ジャンクで尖った本格的な味わいから、丸みを帯びた大人しめの味になったように感じられました。特に土鍋で提供される薄切り豚肉の甘辛煮はグツグツさも控えめであり、辛さも暴力的な油の魔力も少なくなっているように思いました。とはいえ、ご飯との相性は抜群のは変わりません。





もうひとつの海老たっぷりの炒飯も昔に比べると海老が少なめになったように思います。プリプリの海老は変わりありませんし、ほかのお店に比べればまだまだ海老の量はたっぷりなんですが、昔の圧倒的なボリュームを知っている者としてはちょっとさびしい感じです。そうそう、炒飯自体は普通です・・・。





と、期待満々で出かけた華味でしたが、王味の持つオリジナリティある魅力あふれる中国料理店という感じから、ちょっとお洒落でデートやお祝いごとに使えるハレの日の中国料理店になったという感じでした。それから、コロナの影響もあるのか仲見世通りにテイクアウトの専門店を設けています・・・。

沼津市大手町5-4-11
:055-951-6138　　11:00〜14:30　　17:00〜21:30　　不定休