どん兵衛関西版@日清食品

SUZY(メンカタ)

2009年12月13日 06:00

関西バージョンのどん兵衛は、関東のものとはどう違うのか?

って、ことで関西へ行ったら必ずどん兵衛関西バージョン他、関西系のうどんや袋麺などを購入してくる我が家が確認してみましたよ。この手のものはあちこちのブログやサイトで検証しているので既に知っている人も多いかと思いますが、もう一度確認ということで・・・。



外観での違いはあまりありません。おなじみの緑のパッケージは一目見て「どん兵衛だっ」とわからせてくれます。関西版というか西日本バージョンは、きつねうどんと書かれた上にある(紙)のマークの横に(W)と小さく載っています。WESTのWですね。静岡県で食べているものは、ここが(E)となっています。これは、側面の下のところにも載っています。

もうひとつ如実に違っているのが原材料名が列記してある場所です。関西版(西日本バージョン)には調味料が続いているところに「昆布エキス」と書かれているのですが、関東版(東日本バージョン)にはありません。昆布エキスが入っていない鰹節のエキスだけということになります。



そう、実際スープを飲んでみても関西版は昆布の味がはっきりとわかるんです。まぁこれも化学っぽい昆布味なんですが、ちゃんと昆布特有の味が感じることができます。おまけにベースの醤油が薄口醤油なので色も薄いですし、飲みやすく感じます。関東版の鰹ダシの風味も捨てがたいのですが、うどんには関西版の昆布ダシの方が合うように思います。事実、関東でも関西版のどん兵衛は根強い人気があるようです。これは関西出身でなくてもそうなんですから、発売すれば一定の人気はあるんじゃないかと思うのですが・・・。

で、この関東版と関西版の境界はどこか?と問題ですが、読んで字のごとしで、関が原なんですね。岐阜県、三重県などの東海地方から東は関東味、滋賀県から西は関西味になるそうです。北陸は富山から西が関西味なんだそうです。この境界部分の地域でも伊賀上野などの伊賀地域は問屋が奈良などにあると関西味が販売されているんだそうです。面白いですね。この境界の違いはアホ・バカの境界とも重なるように色々な面で文化の違いが出ているんですね。

ということで、関西方面へ行かれる方はスーパーで、どん兵衛なんかの関西版のカップ麺や袋麺をお土産にするのもいいもんですよ。いつも食べているものがこれだけ違うんだとちょっと目から鱗の体験ができるかと思います。

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