石原商店(若鶏店)@焼津市
焼津市民に愛されている若鶏のモモ焼きをクリスマスに!
もうすぐクリスマスです。クリスマスを家庭でお祝いする時に忘れてはならないものにケーキと鶏肉の料理があります。最近というかだいぶ前から鶏肉の料理の定番は白髭じいさんのから揚げでした。が、昭和の昔は鶏のモモ焼き、ローストがごちそうでした。骨のところにアルミ箔が巻いてあるアレです。
その鶏のモモ肉のローストがおいしいのが焼津にある石原商店です。店名は石原若鶏店ですが、石原商店と呼ぶ人の方が多いようです。真相はどうなんでしょうか?静岡道楽手帖では以前、藤枝と静岡市葵区にある
つかもとを紹介しましたが、こちらのお店も同じ系統のお店です。というか、メニューの数は少ないかもしれません。基本は若鶏のモモ焼きにロール巻きで、あとは手羽先に串焼きなどです。
こちらの売りは蒸し焼きという独自のロースト方法だそうです。クルクルとゆっくりと回転しながら遠赤外線でじっくりこんがりと蒸しながら焼くから独特のおいしさが出るとのことです。材料も国産が主体の選ばれたもので、味付けは下味は塩胡椒のみ、タレは醤油にミリンなどさっぱりとしたものが主体だそうです。
では、さっそくオーブンで温めてかぶりついてみましょう。皮はパリッパリッというほどではありませんが、グニュということもなくまずまずです。中の身もムチッとした弾力と若鶏特有の柔らかさがあります。なにより良いのが味付けです。この手のものは甘ったるいことが多いものですが、さっぱりとした味付けがいいですね。上品さとジャンクさ、懐かしさが同居した、まさにザ・昭和の味覚です。最近の惣菜に見られるいきなりおいしい化学的な濃い味とか、上品だけど物足りないビオ的なものとはまた違うオヤジ好みの一品だと思います。
そんなモモ焼きとかロール巻きですから夕方早々には売り切れることも多いようです。この人気が創業40年になるのに鶏のロースト専門でやってきた証拠なのでしょうか。欲しい人は電話で予約してから行かれる方がいいかもしれませんよ。値段はモモ焼き、ロール巻きも仕入れ値によって多少変化するようですが260円から300円程度です。
そうそう、こちらの娘さんが浜松で石原商店のロースト商品を販売しています。
HPを見るとおいしさの秘密の一端がわかると思いますよ。
石原若鶏店
焼津市栄町5丁目5-10 054-628-4629
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