ヌォヴォ・メルカート・イクスクリーノ@ローマ市
欧州二都紀行23 テルミニ駅近くの庶民派市場!
ローマには街のそこかしこに市場があります。常設のものからマルシェ形式のテントのものまで色々ですが、常設市場については三大市場と呼ばれている大きなものがあります。今回の旅行ではそれら全て回ることができました。最後はテルミニ駅から南へ1キロほど行ったところにあるメルカート・イクスクリーノです。
この市場のある場所は下町というかアジア系や中東系、インド系移民が多く住んでいる地区にあり、ガイドブックなどでは治安がイマイチとされています。確かに町並みも寂れていますし、お店も安さを売りにしているものが多いようです。この辺の格差は外国では当たり前ですので、注意していけば大丈夫です。
そんな場所にある市場は大きな建物の中にあり、日本の大きなスーパーかホームセンター程度の規模です。中には肉屋を中心に魚屋、八百屋、チーズ屋などのほかに香辛料の専門店やアジア系の食品を取り揃えた店など多国籍対応のものとなっています。これはお客さんに合わせてのものでしょう。
肉屋や八百屋などの生鮮品は見るだけですが、香辛料については買うことができます。何軒か見て気に入ったお店で、カレー用のパウダーとタンドリーチキン用の辛めのミックス粉を買ってみました。これは辛さや痺れ具合、香辛料の選定など好みを言えばお店の人がブレンドしてくれます。値段はびっくりするほどお手頃です。
あと、市場内に一休みすることができるカフェがあるのはうれしいですね。イタリアらしく濃いエスプレッソをキュッと飲んでリフレッシュすることができます。これまた値段が1ユーロしないお手頃さです。これならコンビニコーヒー感覚で使うことができます。
と、最終日になってローマ三大市場を制覇することができました。ガイドブックなどでは、パンテオン近くのカンポディフィオーリばかり出てきますが、観光地化されすぎていて日常品を買うという感じではありません。それに対してイクルクリーノは庶民派まっしぐらの地域住民に無くてはならない市場といえるかと思います。それから、市場へ行くトラムも雰囲気があぅて最高です・・・・。
Via Principe Amedeo,184 Roma
オープン時間 食料品部門:月・水・木曜日 5~15時、火・金・土曜日 5~17時。
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