ラージパレス@静岡市駿河区

SUZY(メンカタ)

2022年12月27日 21:11

2022備忘録最終回 日本平の麓にあるインド人シェフの店!

今年もラーメン屋の勢いが凄い1年となりました。同じ国民食として馴染みのあるカレー屋はラーメン屋の後塵を拝していましたが、ここ2,3年はスパイスカレーのブームもあってか静岡市でも新しいお店が続々と出来ています。さらにビリヤニの普及もあって幅も広がってきました。専門店もできたくらいですから・・・



そんなビリヤニ、ここ1年で何回か食べてきましたが、日本平の駿河区側の入口にあるラージパレスのものが一番気に入りました。値段はちょっと高めですが、ボリューム、味ともに満足できるものがありました。ただ難点は、ディナータイムに行くとお店がちょっと暗めで寂しげなことでしょうか・・・





こちらのお店は、静岡のインド料理店には珍しくインドはニューデリー出身のシェフが作っています。インドカレーといいながらほとんどがネパール人シェフのお店が多い中、本場インドの味を標榜しています。お店の看板やメニューでもそのことにプライドがあるらしく、高らかに謳っています。



この日はマトンビリヤニをお願いしました。値段は税込みで1130円です。他のお店では1000円でお釣りがくることもありますが、食べてみれば納得の味とボリュームがありました。なによりゴロゴロと入ったマトンの肉が良かったですね。マトン特有のワイルドの旨さがスパイスと良くマッチしていました。



ビリヤニ自体もバスマティライスの炊き具合やターメリックやコリアンダー、クミンなど色々なスパイスの調合が本格派でストライクでした。日本人シェフのビリヤニの場合はやさしい味わいが持ち味のことが多いのですが、こちらのものはしっかりと辛口スパイシーで、そのまま食べると濃いと感じるほどです。



それをたっぷりとカップに入ったライタを掛けると、ちょうどよい具合にマイルドになって複雑怪奇なおいしさに昇華されるのです。すっぱ辛いというか、さわやか辛くなるのです。ライタとはトマト、玉ねぎ、きゅうりの微塵切などが入ったヨーグルトソースなんですが、これを掛けることによぅってビリヤニが完成すると言われています。こちらのお店のものは断然掛けた方がおいしくなると思いました。



と、今回はビリヤニだけでしたが、これひとつ食べただけで他のカレーやタンドール料理も食べたくなるような吸引力がありました。インドカレーのお店に多いお値打ちなランチセットやディナーセットなどメニューが豊富で何を頼んでいいのかわからなくなりますが、基本のものから上級者向けの本格的なものまでこちらの要望に応えてくれるかと思います。次回はほうれん草のサグカレーを食べてみたいと思います・・・

静岡市駿河区池田1723-4
054-265-5063  11:00~15:00  17:00~22:00  無休

p.s拙ブログの2022年はこれで終了です。2023年は1月6日からを予定しております。
  皆様、良いお年を!


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