静岡道楽日記

名古屋生まれのチェーン店だけに、台湾ラーメンが名物です！

藤枝駅付近から焼津駅付近へのメイン道路といえば、県道藤枝青島焼津線です。志太地区の２トップの町を結ぶ片側２車線沿いには多くの飲食店が立ち並んでいます。ご時勢なのか、その多くがチェーン店なんですが、目立つのがラーメン系のお店です。藤枝からみると来来亭、伝丸、五味八珍、ＴＡＲＯＺＵなどがしのぎを削っています。



その一軒に一刻魁堂があります。看板の台湾ラーメンに心惹かれてはや何年、先日念願かなって？やっと出かけてみました。なんせ名古屋の味仙の台湾ラーメンが大好きですから、あちこちで台湾ラーメンに挑戦して玉砕しているほどですから。こちらのお店は名古屋が本社のチェーン店ですし、ネットでの評判もそこそこですから期待半分って感じで望んでみました。

こちらのお店はチェーン店らしくネットでのクーポンなんてものがあり、餃子かから揚げが半額ということで、今回は餃子をお願いしました。台湾ラーメンは辛さをプラス料金で変えることができますが、最初とうことでノーマルの辛さでお願いしました。麺の硬さはいつも？のようにちょっと硬めでお願いしました。そうそう、後で聞いたら脂少なめとか味薄めもできるそうです。



で、台湾ラーメンですが味仙の完成度はありませんが、最近街中や街道沿いに増殖中の台湾料理と謳っている赤い看板の激安中華料理屋で出される台湾ラーメンよりも本格的でした。辛さはそこそこありますし、ニラや肉味噌のボリューム、味付けなど頑張っているといえるかと思います。まぁ値段相応ってところでしょうか。

もうひとつのメニューは季節限定の野菜サラダつけ麺をお願いしました。決めてはつけ汁のガスパチョ風ですね。つけ麺というとこってり系の豚系や魚介系なんてのが多いですが、スペイン料理でお馴染みのガスパチョですからね。メニューも野菜たっぷりというところからも女性を意識しているんだと思います。



さて、登場したものは、思いっきり洋風、イタリアンな感じです。野菜サラダは話半分ってところですが、つけ汁はけっこう気に入りました。トマトメインにセロリや玉ねぎ、パプリカなどをすり潰して入っていて、一緒に付いて来たタバスコを振りかけて食べると、富士名物のつけナポリタンみたいな感じでなかなかいけるのです。さっぱりしていて脂っぽくなく、今までのつけ麺の概念と違っているのが良いんだと思います。イタリアン好き、パスタ好きならハマる可能性ありだと思います。



このメニュー、ラーメンの可能性、懐の深さを感じさせるものですね。チーズも掛かっていて、ラーメンというよりも生パスタとラーメンの中間って感じで、家でもアレンジしてメニューに加えたいほどです。男性よりも女性に食べてもらいたいですね。なお、スープに粘度があるので、つけ麺でお馴染みの〆のスープ割りはできません・・・。



そうそう、サービスで食べた餃子ですが、これは普通ですね。まぁ４個で190円、クーポン価格で100円というものですから文句を言ってはいけなせんね。あと、他のメニューではいくら海宝丼とかどて煮、手羽先などご飯ものや酒の肴などラーメン以外のものも充実していますし、夕方の時間帯でもお値打ちなセットものがあるなど、さすがチェーン店って感じです。



と、初めての一刻魁堂でしたが、同じラーメンのチェーン店の繁盛店である丸源ラーメンよりも気に入りました。チェーン店ですから味はそれなりですし、値段もそこそこと平均点狙いですが、商品開発力とか従業員教育、店内オペレーションというところではソツなくやっているなぁと思いました。私は個人店を応援する立場なんですが、今回出かけてみてチェーン店が人気があるのもわかるような気がしました。

藤枝市築地550-1
054-647-5159 　11:00～24:00