静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

味処 康喜@湖西市

浜名湖の幸を思う存分楽しめる居酒屋!

静岡県の西の端っこにある湖西市は、浜名湖を有する港町の一面も持っています。近くには舞阪港もあり遠州灘の魚と浜名湖の魚、そして近くの三河湾の魚とびっくりするくらい魚貝類が豊かな土地柄です。その湖西市の中心地である鷲津駅の裏側の住宅街にひっそりとあるのが康喜です。

味処 康喜@湖西市

こちらのお店は、店構えも店内も典型的な昔ながらの魚貝系が得意な居酒屋、割烹の造りになっています。入口付近に生け簀や水槽が鎮座し、その奥にL字型のカウンター、その横には個室になる小上りがあるという造りです。なお、この日は開店時間の5時に伺ったら、開店時に予約客で一杯ということで早々に暖簾が仕舞われてしまいました。開店前に暖簾を下すお店というのも初めてです・・・

味処 康喜@湖西市

味処 康喜@湖西市

この手のお店にくると楽しみなのがメニュー表、それもホワイトボードなどの日替わりのものです。こちらのお店ではテーブルに毎日変わるものが置かれています。うれしいことに刺身、煮魚、焼魚、天ぷら、フライなど魚によって調理法が書かれており、好きな魚を選ぶことができます。なお値段が書かれていませんが、最後の会計は妥当というかお手頃価格となっています。

味処 康喜@湖西市

最初に注文したのは刺身の盛り合わせです。お店の人は1人前で良いよと言ったのですが、ガッツリと食べたかったので「鮪や鰹以外で地の魚でを1.5人前お願いします」と注文したところ、こちらの期待以上のものが出てきました。なんと白身尽くしでした。しかもカワハギの小さいものが気も付きで1匹ついています。

味処 康喜@湖西市

内容は、カワハギ、コチ、ヒラメ、真鯛、コショウ鯛、セイゴで、どれもしっかりと厚みがある切り方で一番味と食感が楽しめるものとなっています。残念なの業務用の練ワサビだったことなのですが、それを補って余りある素材と鮮度の良さがあります。どれもコリコリしているだけでなく噛み締めると、それぞれの味わいが出てきます。

味処 康喜@湖西市

この中で一番美味しかったのは小さいながらもカワハギでキモ醤油のまったりさが加わって無敵でした。次はコチでしょうか。薄目ながら旨味が爆発してネットリとした舌触りと相まってもっと食べたくなりました。普通の刺身盛り合わせだと鯛が王者的なポジションになるのですが、このラインナップだと普通のものとなってしまうのですから凄いものということがわかるかと思います。

味処 康喜@湖西市

次にやってきたのはセイゴの天ぷらです。セイゴとはの出世魚のスズキの20~30センチ程度の時の呼び名なのですが、このサイズならではの白身のはかない美味しさがありました。薄衣の天ぷらにすることで身がホロッふわっとしており、アツアツのところを甘み抑え目な天つゆにつけて食べるとたまらないものがあります。やはり魚の天ぷらは白身魚に限りますね。

味処 康喜@湖西市

最後の〆は真鯛のアラ煮です。これが頭2匹分出てきてびっくりしました。まぁ、小さ目なサイズですが、過去一番といっていいほどのボリュームです。これも鮮度が良い鯛をそのまんま煮てあるのですからまずいはずはありません。煮汁は濃いめですが、生姜もいらないくらいの身の柔らかさと美味しさがありました。もちろん白いご飯は必須のお供です。

味処 康喜@湖西市

味処 康喜@湖西市

それから魚になくてはならないお酒ですが、瓶ビールは大瓶が700円、日本酒は銘柄が少ないのが残念ですが八海山の純米吟醸がこれまた700円で飲めるので困らないかと思います。あとはハイボールや焼酎など一般的なものが置かれています。

味処 康喜@湖西市

と、初めて出かけてみた康喜でしたが、魚好きにとってはパラダイスのようなお店でした。最近増えてきたコースではなくアラカルトで好きな魚を好きな調理法で食べることができるのですから。しかもこちらの好みが解ってくるようなものが出てきてびっくりしてしまいました。四季折々、旬の魚貝類を楽しみに行きたいと思います・・・

湖西市鷲津406-69
053-575-0123  17:00~23:00  火曜日休み



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