オイスターソース@マカオ

SUZY(メンカタ)

2015年02月25日 21:16

マカオおまけ紀行22 マカオはオイスターソース発祥の地です!

中華料理の調味料でいちばんに思い浮かぶものにオイスターソースがあります。いまやどこの家庭にもあるオイスターソースですが、これが生まれたのがマカオということを知っている人はほとんどいないかと思います。私もそうでしたが、1902年に牡蠣の養殖が盛んだったマカオの漁村で生まれたんだとか。



このオイスターソースの元祖と言われているのが、今や世界的大企業となった李錦記です。この李錦記の元本社ビルがマカオに残っています。私が宿泊したポンテ16の目の前がそのビルです。このビルの1階には店舗があり、李錦記の商品を販売しています。店内は昔ながらの素っ気ないもので、洒落っけとかいかにも売りますという感じがないもので好感が持てます。



販売している商品はオイスターソースが中心で、日本で販売していないものもたくさんあります。まぁ、その多くが瓶入りのため、今回はチューブ入りのものをお土産として購入しました。これは特級ランクのものだそうで、昔ながらの製法を守っているんだとか。そうそう、店番をしていたおじいさんはこの前、テレビのマカオ特集で出ていました。



マカオでオイスターソースといったら忘れていけない一軒が李錦記のすぐ隣にある榮甡蠔油庄です。こちらのお店は営業しているのかしていないのかわからないような感じで、入るのはためらってしまいますが、食に関心のある人ならマカオへ行ったなら、ここのオイスターソースを買ってこなくては!というくらい知る人ぞ知るお店なんです。



こちらのお店の歴史も隣の李錦記を同じ1902年で、御年85歳になるおじいさんがひとりで製造から販売までしている幻の一品です。こちらのオイスターソース、実際に使っているのですが、味がまろやかで、素材の味を殺さず上手に牡蠣の香りや旨みをさりげなく出してくれるのです。今の時期ならレタスをサッと茹でて、こちらのソースをかけるだけで上等な中華料理になってしまいます。



と、マカオのお土産にオイスターソースというのもおすすめです。なお、榮甡蠔油庄は営業している日が限られているのでやっていたらラッキーというくらいのつもりが良いとのことです。そうそう、2軒のお店がある場所は内港という古くからの港町で、ポンテ16ホテルが目印です。古い町並み、路地歩きのついでに寄ってみるのが良いかと思います。

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