支那そば 三八斎田店@徳島県鳴門市

SUZY(メンカタ)

2016年04月19日 21:04

四国行列旅⑩ 黄色系の徳島ラーメンの老舗! 三八

四国の麺料理といったら香川県のうどんと徳島県のラーメンが双璧ではないでしょうか。前日に讃岐うどんを何軒も食べましたから、今度は徳島ラーメンの出番です。徳島ラーメンは有名店が何軒もありますが、今回選んだのはマイルドで食べやすいと評判の三八です。この三八は徳島県鳴門市に3店舗、徳島市に1店舗あるのですが、今回行ってみたのは鳴門駅にほど近い斎田店です。



徳島ラーメンというと一般的に茶色のスープにバラ肉の煮込みがのっていて、さらに生玉子をいれてあるものをイメージするのですが、この三八は俗に黄色系と呼ばれるもので、先のものが茶系、小松島市の徳島ラーメンは白系と呼ばれているそうです。ハードさ、こってり度合いでは茶系>白系>黄系となっているようです。



それから、この三八は斎田店のみお好み焼があるのも特徴です。店自体も昔ながらの懐かしいラーメン店のような雰囲気があり、お客さんの年齢層が幅広いのも店のキャラクターを表しています。この日もラーメンのみのお客さんからラーメンとお好み焼の両方を楽しんでいるお客さんなどいろいろです。



ということで、ラーメンから大盛りお麺硬めで、お好み焼は一番人気の三八焼きをお願いしました。ちなみにラーメンは小と大盛り、特盛りで、並はないようです。それからお好み焼はテーブルに鉄板が備え付けられているので自分で焼くタイプです。最初にやってきたのはお好み焼のボウルです。



この三八焼き、鳴門のお好み焼の特徴である金時豆が入っているのです。他の具は肉やイカなどのミックスなんですが、甘く煮込まれた金時豆が異彩を放っています。あと生地を伸ばしている出汁はラーメンのスープを使っているんだとか。これは隠し味程度なのであまりわかりませんでした。



さて、味ですが、豆は嫌いではないので違和感がありませんが、お好み焼に入れる必要性があるか?と聞かれたら、別に入れなくてもいいんじゃないかと言う他はないのですが、これは昔からのご当地グルメですから受け入れるしかないですね。とはいうもの、そのほかは普通の関西風のお好み焼でした。豆が好きな人は豆が主役のお好み焼を食べるんだとか。

次はメインのラーメンです。徳島ラーメンはこってりというイメージがありましたが、こちらのものはネットの評判のようにさっぱりとは違いますが、適度なコクとこってりさが相まって、けっこう気に入りました。鶏ガラも使っているということもあって、流行の鶏パイタンのような感じもしますし、濃厚な豚骨や背油系、家系が苦手になってきた私でもおいしくいただきました。

それから、麺はストレート麺でツルリとしたもので、これは普通の感じでしょうか。あとはチャーシューにもやし、ネギと支那そばを名乗っているだけのことはあります。



と、こちらのお店は昭和の雰囲気でラーメンとお好み焼、さらにデザートにアイスクリームも食べることができるということで、老若男女、誰でもが使えるお店だと思います。老舗の味と雰囲気はやっぱりいいものですね。ってことで徳島ラーメン入門編のラーメンに豆入りのお好み焼を同時に食べることができるのは観光客には丁度いいかもしれませんね。

鳴門市撫養町斉田字岩崎56-1
088-685-2333  11:00~19:30(売切れ次第終了)、 15:00~17:00休憩(平日のみ)


関連記事