大塚国際美術館@徳島県鳴門市

SUZY(メンカタ)

2016年06月28日 21:16

四国行列旅11 行く価値アリの桁外れの贅沢美術館!

日本で一番入場料が高い美術館はどこでしょう?と聞いて、即座に「徳島県の鳴門市にある大塚国際美術館」と応えられる人な行った方か相当な美術好きだと思います。私も今回初めて行くにあたりネットであれこれ調べてわかったのですが、この美術館は日本はおろか世界中でも特異な桁外れの美術館なんです。



この美術館、大塚とあるようにポカリスウェットで有名な大塚製薬の社長が世界中の名画が日本で気軽に鑑賞できるように、本社のある鳴門市の風光明媚な地に建てられたものです。建物自体は山の中に埋め込まれているような形になっているので、エントランスから長いエスカレーターを登ったところに、総面積30000平方メートル弱、絵の数は1000枚以上という凄さです。



で、この美術館の何が凄いって、世界中の名画が揃っているんです。フロアのそこかしこに有名な絵が飾られているんです。日本に来たら大行列必至のものから、門外不出で外国の美術館へ行かないと見ることができないものまで、見ているだけでお腹いっぱいになってしまうこと間違いありません。



その絵というのは全てレプリカ、コピーなんですが、本物そのものを許諾を得て写真に取り、原寸大で陶板に焼き付けて作製されたもので、写真を撮るのはもちろんのこと、ペタペタと触ることも可能なんです。しかも油絵特有の絵の具の盛り上がりも再現されているので、コピーと知らなければ本物そのものと言っていいと思います。



さらに、この美術館の利点は、モナリザだろうが、ゲルニカだろうが、最後の晩餐だろうが、ごく近くでじっくりと好きなだけみることができます。おまけにシスティーナ礼拝堂やモネの睡蓮が本物の池の周りに屋外で展示されていることです。さらに絵を見るだけでなく、美術館スタッフやボランティアの人たちが、1~2時間の鑑賞ツアーが各種組まれており、美術初心者でも楽しく効率的に見ることができます。



私は、5時間弱滞在したのですが、最初に大塚国際美術館の絵画ベスト10の1時間ツアーに参加したあとに館内をくまなく回ったのですが、最後は疲れてしまうほどでした。好きな人は1日中いたり、何回かにわけて見学するそうですが、確かに1度では回りきれないほどです。



と、こちらの美術館は入場料が3240円と日本で一番高いのですが、満足度でもベスト3に常に入るというのも納得の施設でした。純粋な美術館とはちょっと趣が違いますが、美術エンターテインメント施設と考えれば満足できるかと思います。夏場でも冷房が効いていて気持ちよく過ごすことができるのもポイントです。四国や淡路島へ観光へ行く際には寄り道する価値アリだと思います。

以下は所蔵品のほんの一部です・・・・



















徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
9時30分~17時まで  月曜日休館(祝日の場合は翌日)


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