開設30周年@焼津さかなセンター
魚が食べたい!⑭ 焼津さかなセンターが出来てから30年!
焼津といえばなんといっても魚です。マグロにカツオの遠洋漁業の水揚げでは日本でも屈指のものがあります。そんな焼津の水産産業の一大観光名所が東名高速の焼津インター横のさかなセンターです。静岡県に数ある子の手の大規模水産小売施設では元祖的なもので、今年で開設30周年になります。
ってことで、先日久しぶりにさかなセンターへ出かけてみたのですが、入り口近くの賑やかな場所はまだしも、ちょっと進むとシャッターが閉まっているテナントやがらんどうとなって休憩用の椅子が置かれた空間が多く、ちょっと寂れた感じとなっていました。この手の観光客向けの施設としては空きテナントがあると、購買意欲が減退する原因にもなりかねません。
以前の新聞にもこれに関するものが掲載されており、土日の集客によってなんとか赤字を免れているくらいで、平日は寂しい限りと書かれておりましたが、この日もそんな感じでした。以前は物凄い人出で大変な賑やかさで駐車場に入るのも大変くらいでしたが、今は簡単に駐車場に入ることができますからね。
これに対してライバル?の清水の河岸の市は、けっこうな賑わいで空きテナントもありません。これは河岸の市が焼津さかなセンターに比べて新しく、飲食店と小売店の構成の違いや、店舗配置の妙など色々な要素があってのためと思われますが、焼津さかなセンターへ行くと、施設そのものが古くてリニューアル、それも大規模なもの、もしくは新しい施設が必要かなと思ってしまいます。
具体的には昔の市場のように飲食店も小売店も同じ通りに面しており、それぞれが没個性になっていることで、特に最近重要視されている飲食店の面積が小さいことと開放型の店舗で、客が入りにくい構造になっていることです。大人気の回転寿司などもできにくいですし、地元の人が日常使いできるような人気店がないのもマイナス点だと思います。
と、久しぶりに出かけてみたさかなセンターでしたが、開設当初はインター隣接地という便利な場所が幸いしましたが、今となっては海に面している方がロケーション的には良いのではないかと私は思ってしまいます。旧焼津港への移転も含めて、現在の運営母体の焼津市はこのさかなセンターをどう変えていくのか興味をもって見守っていきたいと思います・・・・。
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