岡村牧場の直売市@富士宮市

SUZY(メンカタ)

2023年07月25日 20:34

月に3日だけ開催される岡村牛の直売市!

富士宮の岡村牛といったら知る人ぞ知る静岡県を代表するブランド牛です。朝霧高原に牧場を持ち県内外の飲食店を中心に卸しているこじんまりとした牧場です。普通はJAに出荷するところを独自のブランドにできるのですから、その品質は高いものがあるということです。そんな岡村牧場は毎月最初の週末の土日月の3日間直売市をしているということで出かけてみました。



岡村牧場があるのは富士宮市の朝霧高原です。場所的にはミルクランドの先で、けっこう細い道を進んだ先にあります。住所的には人穴という変わった地名になります。牧場からは雄大な富士山を見ることができますし、牧草の上にラブラブなブランコも設置されています。雰囲気的には完全にリゾート地のキャンプ場って感じです。





直売市は、入口前のテントで氏名や住所などを記入してから買い物するようになります。これにより会員になることができ、次回からスムーズに買いものができるようになります。なおテント内では試食会が行われており、日替わりでおすすめの肉を炭火焼きにして提供されていました。この日はバラ肉でしたが、脂身がくどくなくくちどけが良いのにびっくりしました。



店舗はシンプルな造りで一度に2組程度しか入ることができないようになっています。販売されているものは全て冷凍肉で部位ごとにパック詰めされています。もちろん内臓肉もありますし、生ハムなども販売されています。この日購入したのはg600円の厚切りの切り落としと500円程度のハンバーグです。まぁ様子見ってことと夏場で冷凍肉で保冷のこともあって少な目にしました。



最初は赤身肉の切り落としをホットプレートで焼いて食べてみました。軽めに塩胡椒してポン酢タレや大根おろしの焼肉タレというさっぱりめのもので食べたのですが、これがイケていました。融点が低いのかくちどけが良いのと変な癖がない食べやすいもので量を食べてもくどくないもので、巷に多いサシ重視の一口目だけ美味しいものとは違う最後までおいしく食べきることができる玄人好みのものとなっておりました。



次のハンバーグは浜松の業者に委託して作ってもらっているようですが、牛肉100%で130グラムあります。冷凍になった岡村牛のハンバーグは網脂に包まれています。こういったハンバーグはけっこう見かけますが、効果としては焼いた際に脂分を与えて外側をカリッとすることがあります。フライパンで丁寧に焼いて目玉焼きと焼き野菜を添えると洋食屋と同じような感じになりました。



まずはナイフで半分に切ってみます。ナイフを入れた瞬間に肉汁がブシャーと溢れだします。冷凍ですから中までしっかりと火を入れます。それでも中はふんわりと柔らかめを保っています。口に入れてみると最初は牛肉100%の旨味がやってきます。それも上等のもので、そのあとに懐かしいナツメグの香りがほんのりとやってきます。これは昭和の洋食屋のものですね。



牛肉100%のハンバーグというと静岡県が誇るさわやかのものが有名ですが、あれは粗挽きの肉肉しいワイルドな感じが身上ですが、これは細かく挽いたみっちりと密度の濃いもので、玉ねぎやパン粉が入っていない牛肉本来の旨味を最初から最後まで楽しめるものとなっています。なおソースはこの日は大根おろしのさっぱりめのものを使いましたが、ドミグラスソースでもいけると思います。



と、初めて出かけてみた岡村牧場の直売市でしたが、静岡市などでこの岡村牛を売りにしているレストランが多いのも納得するレベルの高いものを感じることができました。お客さんは大き目なクーラーボックスに1万、2万と買っていくのもわかる気がしました。値段的にはデパ地下で買うのと同じ程度ですが、それ以上の美味しさがあるのは確実です。これからの季節はキャンプやBBQ目的で行くのもアリだと思います!

P.S.開催日程や時間などは岡村牧場のFacebookからどうぞ・・・

富士宮市人穴137-3
0544-52-3668  毎月第一土曜、日曜、月曜日に開催 9:00~


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