パティスリー・イロンデル@静岡市葵区

SUZY(メンカタ)

2022年11月01日 21:03

正統派フランス菓子を追求するパティスリー!

今年も早いもので11月です。残り2か月となると気になってくるのがクリスマスにお正月ですね。クリスマスといえばケーキが必須アイテムとなるのですが、好みのものを探すのはなかなか大変です。本格派のものなのかファミリー向けなのか、果物系なのかチョコ系なのか色々と違うのが面白味でもあり大変な点でもあります。



今回のイロンデルはさしずめ本場フランスのケーキを追求しているように感じました。店構えもシックな感じで本場の香りと雰囲気を感じさせるものになっています。値段は平均的なケーキ屋と同じ程度でしょうか。市内にはプティガトーで700円超えのお店もありますが、それと比べると手が出やすいかと思います。





今日は、目的のヴィエノワズリーからチョコレートが入ったパンオショコラとシュークリームを買ってみました。最初はシュークリームからいってみましょう。見た目はごく普通のものなんですが、半分に割ってみるとそこには黄色なカスタードクリームが溢れんばかりに詰まっています。このカスタードがいけてました!





最近のシュークリームはバニラの香りがしっかりと効かせたものや生クリームとハーフにしたものが多くなっていますが、こちらのものは正統派の卵の香りがちゃんとするクリーミーで滑らかなもので、甘さも程々で大人が食べるにふさわしいものに仕上がっています。これで生地がもう少しグレードアップしたら完璧だと思います。



次の日の朝はパンオショコラをリベイクしていただいてみました。見た目はちょっと不細工なんですが、肝心なのは味ですからね。その味については、パティスリーのヴィエノワズリーらしいバターの香りが余りしない上にパイ生地のサクサクホロホロとした感じも好みのものとは違っていました。その中に入っているチョコレートは流石の出来栄えでビターな感じが良かったですね。次回はシンプルなクロワッサンですね。



あと、以前食べたのはポピュラーなイチゴのショートケーキ・フレジェは、見た目は小さいながらもおいしさがギュっと凝縮したもので、食べきった後にもっと食べたいと思うものがありました。スポンジのキメの細かさとふんわりさとのバランス、良質なクレームシャンティ・生クリームの持つ良い意味での乳臭さ、これまた良質のイチゴの持つ酸味の三位一体のまとまり感とおいしさが昔ながらのイチゴショートとなっています。





と、静岡市内でも数少ない本格派のフランス菓子店として基本に忠実ながら自分の個性も出しいていくというスタイルは、昔ながらのスイーツファンだけでなく新しいファンにも門戸を開いています。イートインコーナーもありますから、ちょっとケーキで一休みなんて時にも使うことができます・・・

静岡市葵区大岩町5-12
054-297-5330 10:00~19:00  水曜日休み

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