静岡道楽日記

はま寿司で、百円均一の回転寿司店について考えてみる

相変わらず回転寿司人気が続いています。土日の夕方などはどの店もウェイティングが出ています。私がよく通る焼津の１５０号バイパスのはま寿司も凄いことになっていることがあります。さぞかしおいしいのではないかと思い、やっとのことで行ってきました。平日なのにすんなりと座ることができないほど混んでいます。これは平日サービスの９０円への値下げサービスもあるのでしょうが、この不景気の世の中なのに、この混み様は勝ち組なのでしょうか？



このはま寿司、私も実際行ってみて初めてわかったのですが、すき家やココス、ビッグボーイ、なか卯などと同じゼンショーグループだったのです。肉関係だけでなく魚関係にまで進出していたのですね、恐るべしゼンショー。こちらのお店は、カッパ、くら、スシローと同じように一皿１０５円（税込み）の均一店です。まぁうどんとか茶碗蒸しだとかは２１０円なんてのもありますが、寿司関係は１０５円です。大トロとか大海老なんかの特選メニューは一貫で１０５円なんてのがちょっとありますが、普通のものは２貫の値段ですから安いですよね。事実、この日は２人で１３００円程度でした。本当は株主優待券を使って３００円程度で済みました・・・。

この安さ、激安値段が人気の一番の理由でしょうか。食べ盛りのお子さんがいても大丈夫ですよね。それからネタの豊富さでしょうか。１年に１，２回しか均一店に行かないというか回転寿司自体ほとんど行かない我が家にとってはびっくりするようなネタが回っていてびっくりすることがあります。まぁ、それもだいぶ慣れましたが、江戸前寿司の親方なんかが体験すれば目を丸くしそうです。揚げ物、肉関係、エスニック、コラボもの・・・と、アイデア勝負のところがありますね。この手のちょっと変わったネタを選択する楽しみってのもありますね。まぁ、失敗することも多々ありますが・・・。

で、はま寿司ですが、ネタ的には他の均一店と同じようなものでしょうか。というか、この値段で提供しようとすると、どうしても同じようなものになってしまうのは仕方がないですね。テレビで「回転寿司で原価率の高いネタベスト１０」なんてのをやったことがありますが、イクラとかウニなんてのがこの値段で出せるのが不思議なくらいですから。ということもあるのでしょうが、私はそのような普通のお店では高いネタは余り食べませんねぇ。巻物とかサラダものとかソース？で和えたものなんかを中心に食べています。



それよりもこのような均一店で注目すべき点は、オーダーシステムですね。はま寿司はタッチパネル式です。お年寄りなんかはとまどうこともあるのでしょうが、それ以外の人は問題なく使いこなすことができるかと思います。が、３品ほど頼むとしばらくオーダーできないのはイラッとしますね。そのほかのチェーン店では特急レーンとかインターフォンでオーダーする方式とかペン式タッチパネルとか各社工夫しているようですが、この費用もバカにならないのでしょうね。しかし、これがあるから個別に好きなネタを注文できるのも確かです。

と、はま寿司、均一店としては平均点でしょうか。っていうか、各チェーン店はそれぞれ微妙に違うのでしょうが、たまに行く者には五十歩百歩ですね。それよりも魚の街、焼津でこれほど人気のあるのは不思議でもあり、なんか考えさせられるものがありました。街の魚屋やスーパーでもっとおいしくてお手頃な地の魚が手に入るのに、異国の地から運ばれたネタの、しかもシャリが甘くてベタッとしたロボットものを大行列してまで食べるというところに２１世紀を感じたひと時でした。