静岡道楽日記

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最後の市商デパート@静岡市立商業高校

2011年を振り返る② 市商にて、イベントについて考えてみた!

先日の日曜日、静岡市立商業高校で行われた市商デパートへ行ってきました。毎年開催されているのは知っていたのですが、あまり食指が動くことなく横目で見ていただけだったのですが、新聞やネットで「今年が最後の市商デパートです」ということで、最後の最後になって出かけたというわけです。

最後の市商デパート@静岡市立商業高校

市商デパートというのは高校生が主体となって、野菜から魚、パン、お菓子から果てはクルマまで、授業で習った商業知識を生かして仕入れから販売までこなす模擬デパートです。売り子さんが高校生というのは新鮮なものがありますね。POPや看板などいかにもイマドキの高校生が作ったという感じが和めます。

私は、野菜やお菓子、パンなどを買ったのですが、同じ不二家のミルキーチョコを買うにしてもコンビニやスーパーで買うよりも、この手のイベント、それも手造り感あふれるイベントで買う方がワクワクしますね。あと何があるかわからない商品棚や陳列方法は、普通で考えるとマイナスにしかならないのですが、ことイベントとなるとプラスになってしまうから不思議です。

最後の市商デパート@静岡市立商業高校

そう、このワクワク感や手造り感、買い物客と売り手が対等というか、一緒になって楽しめる空間がイベントの醍醐味なんでしょう。市商デパートも毎回楽しみに来ている熱心のファンが多いのも、売り手が高校生からなんでしょう。応援したくなるんだと思います。

今年は、この手の応援したくなるイベント、参加したくなるイベント、自分達でやりたくなるイベントが増えたように思います。311の大震災の復興イベントもそうですが、それ以外でも軽トラ市や、クラフト展など自治体や商業団体、大企業に頼らない個人パワーが集まって開催された草の根のイベントが増えたんじゃないでしょうか。

これを支えたのは、SNSやネットの普及により知らない人と横の連絡が取りやすくなったこと、出展者も参加者もネット告知で集めやすくなったことがあると思います。なにより、ありきたりのお店、既存の商業施設では満足できない人が増えたこと、なにか面白いことがないかと思う人が増えたことも大きいのだと思います。

かくいう私も食べ物系のイベントを中心に県内外のあちこちのイベントに出没してきました。ふだん店に並ばないようなものが手に入る楽しみがある反面、お店で食べると同じような値段なのに余りおいしくないご当地グルメやB級グルメなんかも間々ありました。猫も杓子もB級グルメで町おこしというのはちょっと違うんじゃないかなぁと思うのですがねぇ・・・。

と、来年も色々なイベントがあちこちで開催されるんでしょうね。大きな会場で何万人も集めるような大規模なものから、小さな広場で行われる本当に小さなイベントまで様々でしょうが、規模の大小が楽しいか楽しくないかの基準にならないのが、イベントの怖さであり愉しみでもあるんですね。

タグ :イベント

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