香港浦島旅1 調理の技が光る広東料理店!
今年の海外旅行は香港にしました!その理由は今、香港に行っておかないと今後どうなるかわからない、お値打ちに行くことができた、台湾とどう違うか検証してみたかった・・・と色々ですが、結論的にはもっと早く行っておけばよかったということになります。返還前の20世紀に2回行ったので超久々の香港でしたが、思いのほか中国色がなく、香港は香港だったということになりました。
香港は物価高騰+円安で食事もけっこう高くつきますが、色々と工夫していつもと同じような予算になりました。今回の旅行で一番気に入ったのが最後に訪れた香馥楼です。日本でのネット情報は無きに等しいですが便利な場所にあり、朝から夜まで営業、高級感があるのにお手頃価格と使い易いお店でした。
こちらのお店があるのは香港島の中でも一番の繁華街というべきコーズウェイベイにあります。上海料理や四川料理の大型店が入っている飲食店ビルの6階にあります。店内は円卓を中心とした昔ながらの香港スタイルのお店で、店の奥には一段高くなったステージ状のものもあり、時々コンサートのようなものも開催されています。それもあってかお客さんは地元の中高年が中心のようです。
この日は9時頃出かけたので點心のメニューから選ぶことになりました。普通のメニューはお昼の11時からとなるので注意が必要です。私も目当てのものがあったのですが、これもあって食べることができませんでした。あと、注文はスマホでQRコードを読み取る方法をとっており最初は戸惑いました。
最初の注文では、目的のアワビと鶏肉のお粥と海老餃子·ハーカウ、アワビ焼売をお願いしました。お茶は香港で
初となるジャスミン茶にしてみました。いつもはポーレイ茶ばかりなので新鮮に感じました。そうそう、香港の飲茶ではお馴染みの白湯でお茶碗やお箸を洗う洗杯見様見真似でやってみました。まぁ、ちゃんとしたお店なので湯呑などはピカピカでしたが・・・
最初にやってきたのはハーカウとアワビ焼売です。値段はどちらも日本円に換算して1000円ちょっとです。物価高騰と為替の影響で高く感じますが、高級ホテルの飲茶では1500円を超えるものも珍しくありませんから、味を考えると妥当だと思います。チェーン店でも800円くらいはしますから・・
肝心の味は材料の質が良いこと、それを十分に生かした調理をしていることもあって、ハーカウなら海老がゴロっと入っている大胆ながらも味付けが繊細なのでしつこくなくペロッと食べてしまうことができます。塩味も抑え目なのもうれしいですね。アワビ焼売は、日本で言うところのトコブシを柔らかく煮たものが上に乗っているのですが、これが下の焼売に良いアクセントとなっていました。
次ぎにやってきたのが土鍋に入ったお粥です。この中にもゴロゴロとトコブシが入っています。さらに地鶏のぶつ切りも入っています。この鶏から良い出汁が出ています。これを食べる前に香港にきてからお粥専門店で2回食べたのですが、それとは別次元においしさがありました。その理由は出汁がしっかりと出ていることと贅沢な食材を惜しげもなく使っていることです。これで1300円ですからお値打ちです。
追加で注文したのは、名物料理の紅米得意腸粉です。腸粉はお馴染みの點心ですが、その中でも私が特に好きなのが得意腸粉と呼ばれる海老をミンチしたものを湯葉で巻いてから揚げたものを腸粉で巻いた手間を掛けたものです。こちらのものは赤い米で作った腸粉が特徴で薄目でトロッとしていて口の中で溶けてしまいます。
街場の飲茶のお店では甘い醤油ベースのタレをドバドバと掛けてしまうのですが、高級店のこちらではオーロラソースとさっぱりしたピリ辛のウースターソースが別添えされました。私は甘いオーロラソースよりもウースターソースの方が気に入りました。それよりも海老のプリプリさ+湯葉のサクサクさ+腸粉もモッチリさのハーモーニーがたまりません。最初の日に食べた腸粉の仇をとりました・・・
と、香港の食べログ的なオープンライスで高評価だっただけのことがある良いお店でした。香港には広東料理のお店、飲茶のお店がたくさんありますが、日本の外食と同じ感覚で食べることができて美味しいお店となると少ないのが現実です。しかも相席文化ですから、こちらのお店のようなのんびりと自分のペースで食べることができて美味しいのは貴重だと思います。次回はランチ以降に伺いたいですね。
香港・銅鑼湾駱克道463-483 6F
236-69228 923-27956 8:00~25:00