ロッテリアＶＳマクドナルド

ロッテリアはどうしてマクドナルドに差をつけられたのか？

すっかり国民食となったハンバーガーですが、それを牽引しているのはまぎれもなくマクドナルドだと思います。シェアは７割を超えて絶対的な地位を築いていますからねぇ。そんなマクドナルドのライバルといったら昔はロッテリアがイの一番にあげられていたと思うのですが、現在ではすっかり水を開けられています。なんせ売り上げは１４倍も違うというのですから。そんなロッテリアに久しぶりに出かけてきました。



我が家の比較的近所にロッテリアがあるのですが、なんと静岡市内にはロッテリアは２店舗しかないんですねぇ。昔はけっこうあちこちで見かけたと思ったのですが、最近はマクドナルド＞モス＞ロッテリアの順ですね。若い人の中にはロッテリアへ行ったことのない人もいるのかもしれませんね。ちなみにこのロッテリアの斜め前にはライバルのマクドナルドもあります・・・。

で、こちらのロッテリア、だいたいいつもすいています。この日も私がいる間、ひとりも客がいませんでした。にも関わらず手際が悪いのかけっこう待ちました。そんなに注文していないのですが・・・。またお店の雰囲気も清潔さ（クリンリネス）もマクドナルドの方が一枚上手だと思いますね。

でも味がよければそんなことは気にしないのですが、ロッテリアが自信を持って販売している絶妙だか絶品というチーズバーガーですが、ファーストフードと考えれば頑張っているのでしょうが、モスと比べると劣るかなと思ってしまいます。もっとパテが肉々しい方が好みなんですが、この辺りは限界があるのでしょうかねぇ。後日食べたマクドナルドのクォータチーズパウンダーの方がジャンクなりの旨さというかわかり易いアメリカンな感じがしておいしく感じられたほどですから。



それからセットについていたポテトですが、こちらはあきらかにマクドナルドの方が好みです。あの独特のフレーバーというか揚げ油に秘密があるのか、回転がよいためか揚げたてが常に食べられるためかわかりませんが、フライドポテトのキモである熱々カリッの食感が好きですねぇ。まぁ、これがロッテリア自慢のふるポテだと判断が違ってくるかもしれませんが・・・。

が、ロッテリアがマクドナルドに勝つのはシェーキですね。今回はガーナチョコ味を頼んだですが、さすが菓子メーカーが母体だけに旨さとコクがけっこうあると思ってます。あとはデザート関係もなかなかのものだと思います。が、そんな魅力のメニューがあるにも関わらずどうしても使わないですよねぇ。

そんな人が多いのではないでしょうか。値段と味とメニューの豊富さ、店舗の多さ、宣伝力など総合力で勝るマクドナルドと地道に味で勝負しているモスにはさまれて立ち位地が中途半端になっているのではないかと思うのです。ポジション的にはマクドナルドと重なる部分が多いのですが、ほとんどの面で負けていたり、顧客にＰＲできていないですし、大人の人や女性などにはモスに負けている・・・と、この辺がジリ貧になっているのかなと思ってしまうのです。

王者マクドナルドも安売り戦略をしたり、あの手この手でもがいていた時期もあったのですが、ここ２，３年のマクドナルドは勝者の余裕というかトップランナーなりの横綱相撲のように打つ手打つ手が上手に行っているように思います。それもこれも現社長のリーダーシップと、経営陣とマーケティンググループの先を見る目が優れているからでしょうね。最近は一昔前と違ってそう安くない、ちょっと高めのバーガー類も売れているようでし・・・。

そうそう、リンク先の室長のブログでもロッテリアの十段バーガーの記事がありましたが、今のロッテリアの苦悩がよく表現されていましたよ。話題を作るのが上手いのに、それが商売に結びつかないのが今のロッテリアなのかもしれませんね・・・。