グリル一平三宮店@神戸市中央区

SUZY(メンカタ)

2022年09月23日 21:43

メッチャ美味しい関西の店21 神戸を代表する洋食店!

港町神戸のグルメといったら中華に洋食、ケーキといったところでしょうか。特に洋食は老舗から新しいお店まで全国的にみても名店が数多く、これ目当てに出かけてもOKと思っています。そんな神戸の洋食屋の中で絶大の人気を誇っているのがグリル一平です。本店の新開地店の他に三宮と元町にお店があります。



今まで新開地のお店には出かけたことがあるのですが、今回訪問したのは神戸一の繁華街である三宮にあるお店です。この日は連休のランチということで開店前から行列ができておりました。私は早めに行動したのでなんとか1巡目に店内に入ることができました。さらにラッキーなことに限定5食のカツハイシが残っていました。もうひとつは念願?のヘレビフカツです。





新開地の一平は昭和の雰囲気漂うシックな感じでしたが、ここ三宮店は明るい雰囲気のカジュアルな感じです。程よい高級感もありますからデートにも十分に使うことができます。店員さんのサービスもソツのないもので安心して食事を楽しむことができます。値段はちょっと高めですが、味とサービスが良いですから、これだけの人気があるんでしょうね。





最初はカツハイシからいってみましょう。メニュー名通りにとんかつとハヤシソースからなるもので、カツカレーのハヤシ版です。とんかつはこぶりなものが3個ライスの横に鎮座しています。ハイシソースは洋食屋らしくソースポットに入って登場します。このプレゼンテーションだけでテンションがアップします。ご馳走感が出ますからね。



肝心の味は、どちらもハイレベルのものがあります。カツは専門店のような高級なものでなくそれなりですが、軽めの揚げ方によりソースの邪魔をしていません。そのソースはこれまた軽めのあっさりとした仕上がりで牛肉と玉ねぎのフレッシュ感が残ったもので、ご飯に掛けてもカツに掛けてもおいしさをアップさせる魅力があります。カレーよりも縁の下の力持ち感が強いといっていいかもしれません。





次はヘレのビフカツです。ヘレとは関西で言われているもので、普通はヒレと呼ばれています。とんかつの場合はヒレよりもロースが人気がありますが、ビフカツにおいてはヒレの方が人気があります。こちらのものは肉はあくまでも柔らかく、衣はしっとりと薄く肉の旨味を閉じ込めています。揚げ方も中がしっかりとロゼ色に仕上がっています。



このビフカツだけでもおいしいのに、それを更にパワーアップさせているのが、洋食屋の命ともいうべきドミグラスソースです。濃いめの色合いをしていますが、苦いとか濃いということなくさっぱりとし中に旨味がしっかりと閉じ込められています。これを楽しみにしているお客さんが多いのも納得できる一皿です。



と、人気の洋食屋がひしめく神戸にあって老舗の存在感を存分に感じさせてくれるのがグリル一平です。ビフカツはもちろんのこと、隠れた人気メニューのイタリアンスパゲティなどどのメニューを頼んでもハズレがないのも魅力です。TPOに合わせて使えるだけでなく食事としてもお酒と合わせてもいける応用範囲の広さも特徴です。行列に臆することなく出かけても損がない一軒だと思います・・・

兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-5-26
11:00~14:30 17:00~20:00   水曜日休み


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