三沢製麵@山梨県甲府市
家庭でプロの味が簡単に味わうことができる製麺所!
昨今のラーメンブームで注目されているものに製麺所があります。スープの完成度や新しさが一定のレベルまで達している中、麺に力を入れているお店が増えているのが一因です。自家製麺のお店も増えてきましたし、東京や京都の有名な製麺所の麺を使用していることをPRしているお店もあります。
そんな状況の中、家庭でも気軽にプロの味を楽しむことができるのが卸しが主体の製麺所のものを使うことです。静岡県にも同じような製麺所がありますが、ラーメン店に卸しているお店は小売りしていることが少ないのですが、お隣山梨県甲府市の
三沢製麺は、甲府市や近隣の市町の多くのラーメン店で使われているほどのお店です。
この日購入したものは、甲府周辺でお馴染みのタンメンに使われている平打ちの中太麺と究極のワンタンの皮です。値段はタンメン用のものは塩のスープがついて1食で200円程度、ワンタンの皮も20枚ほどで同じ位のものです。この値段はスーパーで売られているものよりもちょっと高めかなというくらいですが、高騰が続くチルド麺や冷凍麺と比べると手がでにくいとまではいかないかと思います。
最初に作ったのはワンタン鍋です。普通はワンタン麺にするのでしょうが、ワンタンメインにしたかったのです。このワンタンの皮は究極と謳っているだけあって、向こうが透けて見えるほど薄く、ちょっと挽肉を入れて包むとプロっぽい仕上がりになります。皮が0.6ミリと薄いので30秒ほど炒めるとOKです。
気になる味は、皮が薄いことでワンタンの持ち味であるツルンとした舌触りが楽しめます。まさに雲を呑むことが如しのような気持ち良さです。小麦粉の味わいと玉子が配合された香りも良いですし、癖になるおいしさがあります。白っぽいスーパーで販売されているものよりも格段に上のレベルがあると思いました。リピート確定です・・・
もうひとつのタンメンの麺も卵が入っているので黄色っぽい色合いをしています。この日は野菜たっぷりのタンメンにしてみたのですが、茹であげたものは、モチッとした食感でのど越しの良いもので、多加水気味の仕上がりです。なにより平打ちのピラピラとした形状からくる楽しさが良いですね。やはりタンメンの麺はこの形状が一番合うと思ってしまいます。
と、初めて訪問してみた三沢製麺所でしたが、静岡にもこのような種類豊富な小売りをしている製麺所がないかなぁと思ってしまいました。販売している麺の種類も主力の中華麺だけでも細麺に太麺、平打ちのタンメン用などがありますし、山梨独特のほうとう用の麺もありますから自宅で麺料理を作るなら重宝するお店なことは間違いありません・・・
山梨県甲府市荒川2-5-8
055-253-5167 10:00~19:00 日曜日休み
関連記事