蜀川香酸菜魚@台北市中山区
台湾復活旅9 台湾で大流行の酸菜魚鍋の専門店!
今年もガチ中華が流行りました。というか当たり前になりましたが、本場でもトレンド、流行り廃りがあるようで、ここ2,3年台湾で大流行しているものに酸っぱくて辛い香酸菜魚鍋なるものがあります。これを食べたいと思って台北市内でも一番最初に専門店を開き、予約必須の大人気店の蜀川香酸菜魚へ行ってみました。
こちらのお店があるのは台北市内でも古くからの繁華街である中山地区にあります。ビルの2階にあり、入口は地味で目だたないものですが、店内にはいるとけっこう広くて満員御礼状態でした。お客さんは地元の人が多いようです。日本人観光客はまだまだこの料理に注目されていませんが、辛いもの、酸っぱいものが好きな人にはハマる料理だと思います。
この日注文したのは名物の香酸菜魚鍋とネットで見て気になっていたカリフラワーのおつまみをお願いしました。もちろん辛いものになくてはならない台湾ビールとご飯もお願いしました。普通なら他のものも頼むんでしょうが、香酸菜魚鍋は2~3人前ある大きさなのでこれだけにしました。気になる値段はちょっとお高めですが、値段は食べて納得しました。
最初にやってきたのはカリフラワーです。中国語メニューは干鍋花椰菜です。花椰菜がカリフラワーのことなんでしょうね。これはカリフラワーをにんにくや唐辛子、秘伝のスパイスで味付けしたもので、ピリ辛の味付けと生のカリフラワーのシャクシャクした食感の楽しさがこの料理のポイントだと思います。辛いのにやさしい味付けが箸休めにぴったりです。
これをビールとともに食べているとやってきたのがメインの香酸菜魚鍋です。ネットで見ていて大きいなと思っていたのですが、実物が来てみると想像以上に大きくて2~3人分ということのようですが、この大きさなら4人でも大丈夫くらいのボリュームがあります。見た目は唐辛子の赤がポイントですが、それ以上に香りが良いですね。
最初はスープからいってみます。ピリ辛というよりもはっきりとした辛さと痺れと酸っぱさはさすが四川料理という感じです。すっきりとした辛さとストレートにさわやかに痺れる感じは本物感十分で日本ではなかなか出会えないものだと思います。魚は川魚で中国本土では草魚を使うそうですが、こちらのものは何なのかわかりませんが、淡泊な白身でスープとの相性もバッチリです。
この鍋は辛さと痺れ具合はしっかりとしているのに、その辛さが嫌みでも激辛でもなく、辛さが苦手な人でも大丈夫なほどなものなんですが、スパイスの配合は鮮度が良いのかすっきりとしていてスープがいくらでも飲めてしまう魔力があります。この魔力の秘訣はすっぱ辛い漬物のおかけがかもしれません。美味しくて凄いボリュームがあったものの2人で完食してしまいました。ビールにもご飯にも合うのも良いですね。あと肉などのトッピングも可能です。
と、日本ではなかなか食べることができないちょっと変わった四川料理である香酸菜魚鍋でしたが、想像以上においしくて癖になるものがありました。酸っぱくて辛くて後から痺れる感じの複雑な旨味は四川料理の醍醐味を感じるにはぴったりな料理で、この手のものが好きな人にはハマる料理だと思います。次回の台湾訪問では他のお店のものも食べてみたいですね・・・
台北市中山区南京東路一段24-2
02-2562-2518 11:00~22:00 年中無休
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