静岡道楽日記

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めんや大喜@島田市

夏のラーメン祭⑥ カナキン系の味ってどんなもの??

久しぶりのラーメン用語の基礎知識です。しかも今回は静岡県の中部地区限定の話かもしれません。それは「カナキン系」「カナキンテイスト」です。今回の半額クーポン祭で入っているお店のうちカナキン系の味を継承しているのが島田市の「めんや大喜」です。焼津と岡部にある蔵の兄弟店になります。

めんや大喜@島田市

この蔵グループは藤枝の駅前がルーツとなるカナキン亭出身と言われていると聞いています。確かに同じテイストのスープですし、キムチが乗った辛口のメニューが人気というのも共通しています。今回の半額メニューも辛口麺です。普通なら850円ですからけっこう強気な値段設定ですね。ちょっと変わっているのはスープのベースと豚骨と、これに鶏ガラが入ったブレンドから選べることです。私はブレンドを選択しました。

めんや大喜@島田市

けっこう濃い目の味というのがわかっていたので、ご飯をお願いしたのですが、残念ながらメニューにないということでした。私は、このスープにはご飯が合うと思うのですがねぇ。さて、3分ほどで到着です。まずは何も入れずにレンゲでスープを一口。うーん、久々のカナキン系の味です。ちょっとこってり、ちょっと野菜の甘み、ちょっと魚介系、ちょっとニンニク、ちょっと背油、ちょっと化学の味・・・と、どれもがガツンと効くことなく、色々なものが絡まっている感じです。もちろんキムチの味もします。

が、このカナキン系テイストのスープは、流行の端麗系の厳選素材を使った複層系スープのような渾然一体のまとまりある旨さというよりも、良い意味でのジャンク系のおいしさだと思います。懐かしい感じでハマる人や馴染むと時々食べたくなるようなものだと思いますね。その魔力があるから志太地区に同系列のお店がたくさんあるんでしょうね。

めんや大喜@島田市

そうそう、もうひとつカナキン系の特徴のひとつはテーブルに色々と調味料があって、自分の好みの味に変化させることができることです。こちらには胡椒はもちろんのこと、すりおろしたニンニクやお酢、豆板醤が備えてあります。これは賛否両論あるんでしょうが、このカナキン系のスープにはアリだと思います。というか濃いのでお酢を入れたり、辛口にして変化させたいですからね。

と、こちらのお店、濃い味が段々と苦手になってきた私としては、厳しいものがあるようになってきましたが、藤枝駅前のカナキン亭がブイブイ言わせていた頃はけっこう好きで通っていたのですから、歳を取ったこととあちこちのラーメンを食べた経験からくるものなんでしょうね。

島田市旭1-15-14
0547-37-5577 11:00 ~ 14:00 17:00 ~ 22:00
月曜日休み(祝日の場合は営業、翌日休み)



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