静岡道楽日記

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ナチュラルローソン@コンビニ

経済って何だ?④ 健康志向の女性向けコンビニへ行ってみた!

最近出来たレストランの中で一番話題のお店といったら東京は丸の内に出来たタニタ食堂でしょう。体脂肪計のタニタが作ったもので、大ベストセラーのレシピ本からとうとう実物化したものですね。この成功は、カロリーが少なくて健康的でいながらしっかりとボリュームがあるのが受けているんでしょう。この食堂の主要顧客は20代から30代の女性のようですが、同じ層をターゲットにしているコンビニがあるんです。

ナチュラルローソン@コンビニ

それがナチュラルローソンです。コンセプトは「美しく、健康で、快適なライフスタイル」と、タニタ食堂と重なる部分が多いですね。お正月に初めて入ったのですが、普段使っているありきたりの7-11やファミマ、サークルKなどとはちょっと、というか大きく違っていました。看板を見ないで入ったら普通はローソンとは思わないと思います。それほどお洒落で、乙女でなくてもあれこれ見ちゃいました。

このナチュラルローソンは、昨年でスタートしてから10年が経過したそうで、現在では100店弱の店舗が東京23区、それも山の手線内や城南地区、横浜などに展開しています。東京都民の中には「ナチュラルローソンが徒歩圏内にない人は負け組」という言葉もあるそうで、一種のお洒落でハイソなアイコンになっているそうです。

で、中の商品ですが、基本的には他の一般的なコンビニのものと一緒です。ただ、お弁当や総菜、デザートなどはナチュラルローソンオリジナルのヘルシーなものを揃えています。例えば、おにぎりは胚芽米を使ったもの、弁当は300キロカロリー以下のもの、店内で焼いているパンはライ麦を使ったりしています。調理に関しては添加物などにも気を配っているそうで、パッケージも女性向けのシンプルでかわいいものが多いですね。そうそう、あのタニタとのコラボ弁当なんてのもあるそうですよ。

それから、コンビニで外せない雑貨や飲料、お菓子などもちょっと高級なもの、他では置いてないもの、インポートものなどが並んでいます。感じとしてはソニープラザっぽい感じでしょうか。しかもマツキヨなどのドラッグストアと差別化するために天然系、オーガニック志向が強いように思いました。飲み物やお菓子なども他ではあまり見ることがないような変わったもの、全国から取り寄せたこだわりの品が並んでいました。このような取り組み、お金が掛かることをやるのは、一種のテストマーケティングの場として活用しているようで、ナチュラルローソンでヒットしたもの、発掘したものを一般のローソンで販売したり、改良して売り出すなんてことをあっているそうです。

このマーケティング面でいうと、王者7-11に対抗するためには差別化するという面で、若い、しかも高感度の女性に対象を絞って店作りをするってのはある意味凄いですね。地方在住の女性が東京へいって、ナチュラルローソンが自分のところにも欲しいというのはわかるような気がします。

さらに、このナチュラルローソンは、色々な企業や自治体などとコラボして新しい試みをしているのも興味がありますね。長野県などはひとつの店の一部を借りて長野県の物産を販売しているそうです。小さなアンテナショップってことですね。静岡県でもやればいいのにねぇ。なんせワイン売り場には静岡市のヴィノスやまざきのワインが並んでいるんですからねぇ。

と、ナチュラルローソンをみて、同じローソングループのローソン100とのあまりのギャップの違いにびっくりしました。どちらがどちらということはありませんが、色々なお店があればTPOによって使いわけすることができるってことですね。それにしてもコンビニという業態の完成度、ガラパゴス度は日本が世界一なのは間違いありません。



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