旅する本棚⑪ 公正な視点で日本の宿を評価している本です!
しかし、毎日寒いですねぇ。こう寒いと温泉にでものんびり入っておいしいものでも食べたいですね。そう温泉旅館でまったりなんて素敵です。ということで、一度は泊りたい有名の宿へ雑誌の編集長が覆面で宿泊してその評価を詳しく書いたのが本書です。
これを書いたのは雑誌、自遊人の岩佐編集長です。この雑誌を知っている人は多いかと思いますが、新潟県は越後湯沢に編集部を構え、中高年をターゲットに旅館や料理、酒、旅、農業、お取り寄せ、田舎暮らしなどをとりあげているこだわり系のものです。私などは温泉特集号でお世話になりました。日本で初めて泉質主義を唱えたかもしれません。
そんな本物志向、名より実を尊重する姿勢は商業主義、タイアップが大手を振っているメディアとは一線を画していると思っています。そんな雑誌の編集長が雑誌の取材とことわりをいれずに普通の人として有名宿に実際に自腹で宿泊して、サービス、客室、料理、温泉、風情、コストパフォーマンスなどを5点満点で評価していくって寸法です。
で、一度は泊ってみたい有名な宿って具体的にどこよ?ってことですが・・・
<高級旅館>
・星のや京都 ・星のや軽井沢 ・扉温泉明神館(長野県)
・ハイヤットリージェンシー箱根など
<日本の名門旅館>
・俵屋旅館(京都) ・あさば(修善寺) ・由布院 玉の湯など
<1万円代で泊まれる宿>
・住吉屋(野沢温泉) ・松宝苑(新平湯温泉) ・鶴の湯温泉(乳湯温泉)
・長寿館(法師温泉) ・山水館(鹿教湯温泉) ・さんなみ(能登)など
などになっています。一番高い宿はひとり飲んで食べて泊って一泊で10万くらいする超高級旅館もありますが、普通は後半部分の1万円代で泊まれる宿をじっくりと読んでしまうかと思います。私ももちろんその口です。ひとり5万も6万も出せば良いに決まっていますからね。
この激戦価格帯である1泊2食で1万円台で、いかに満足感を与えてくれるかがポイントになるのですが、やはりそのキーとなるのは宿の主人にあるということになるようです。まぁこれはどんな商売も一緒でしょうが、こと旅館となるとこの部分が大きいのだと思います。
この本の著者は温泉好き(マニアといっていいほどですね)のうえに料理においては、化学調味料が嫌いで、見てくれの派手なものよりも地のものを旬の時期にその土地ならではの調理法で作ったものを喜ぶってことで、この本でもそのような料理を出す宿が高評価になっています。霜降り和牛やアワビ、フォアグラなどの高価な材料を化学調味料ベッタリのソースで出す宿よりも、近所で採れた野菜を丁寧な作りの味噌と出汁で作った郷土料理の方が好きという人にはぴったりな本だと思います。
このようなある意味真っ当なぶれない評価は厳しいと思われる人もいるかもしれないとことわっていますが、読んでみるとクレームまがいの評価が多い口コミサイトとは別物のプロの仕事ぶりがわかります。またチェックインからチェックアウトまで使うであろう色々なシーンの写真がたくさん載っているのもポイント高しです。
と、この本を読んでいきたくなった宿、やはり良い宿だったんだなぁと思った宿がけっこうありますよ。
しかし、毎日寒いですねぇ。こう寒いと温泉にでものんびり入っておいしいものでも食べたいですね。そう温泉旅館でまったりなんて素敵です。ということで、一度は泊りたい有名の宿へ雑誌の編集長が覆面で宿泊してその評価を詳しく書いたのが本書です。
これを書いたのは雑誌、自遊人の岩佐編集長です。この雑誌を知っている人は多いかと思いますが、新潟県は越後湯沢に編集部を構え、中高年をターゲットに旅館や料理、酒、旅、農業、お取り寄せ、田舎暮らしなどをとりあげているこだわり系のものです。私などは温泉特集号でお世話になりました。日本で初めて泉質主義を唱えたかもしれません。
そんな本物志向、名より実を尊重する姿勢は商業主義、タイアップが大手を振っているメディアとは一線を画していると思っています。そんな雑誌の編集長が雑誌の取材とことわりをいれずに普通の人として有名宿に実際に自腹で宿泊して、サービス、客室、料理、温泉、風情、コストパフォーマンスなどを5点満点で評価していくって寸法です。
で、一度は泊ってみたい有名な宿って具体的にどこよ?ってことですが・・・
<高級旅館>
・星のや京都 ・星のや軽井沢 ・扉温泉明神館(長野県)
・ハイヤットリージェンシー箱根など
<日本の名門旅館>
・俵屋旅館(京都) ・あさば(修善寺) ・由布院 玉の湯など
<1万円代で泊まれる宿>
・住吉屋(野沢温泉) ・松宝苑(新平湯温泉) ・鶴の湯温泉(乳湯温泉)
・長寿館(法師温泉) ・山水館(鹿教湯温泉) ・さんなみ(能登)など
などになっています。一番高い宿はひとり飲んで食べて泊って一泊で10万くらいする超高級旅館もありますが、普通は後半部分の1万円代で泊まれる宿をじっくりと読んでしまうかと思います。私ももちろんその口です。ひとり5万も6万も出せば良いに決まっていますからね。
この激戦価格帯である1泊2食で1万円台で、いかに満足感を与えてくれるかがポイントになるのですが、やはりそのキーとなるのは宿の主人にあるということになるようです。まぁこれはどんな商売も一緒でしょうが、こと旅館となるとこの部分が大きいのだと思います。
この本の著者は温泉好き(マニアといっていいほどですね)のうえに料理においては、化学調味料が嫌いで、見てくれの派手なものよりも地のものを旬の時期にその土地ならではの調理法で作ったものを喜ぶってことで、この本でもそのような料理を出す宿が高評価になっています。霜降り和牛やアワビ、フォアグラなどの高価な材料を化学調味料ベッタリのソースで出す宿よりも、近所で採れた野菜を丁寧な作りの味噌と出汁で作った郷土料理の方が好きという人にはぴったりな本だと思います。
このようなある意味真っ当なぶれない評価は厳しいと思われる人もいるかもしれないとことわっていますが、読んでみるとクレームまがいの評価が多い口コミサイトとは別物のプロの仕事ぶりがわかります。またチェックインからチェックアウトまで使うであろう色々なシーンの写真がたくさん載っているのもポイント高しです。
と、この本を読んでいきたくなった宿、やはり良い宿だったんだなぁと思った宿がけっこうありますよ。