静岡道楽日記

丁寧な仕事の江戸前寿司ランチがお値打ちです！

寿司といったら回転寿司というのが当たり前になりましたが、昔ながらの江戸前寿司をカウンターに座ってゆったりと食べたいものです。しかし、そうなると気になるのが予算です。駿東郡清水町にある寿海つばさ寿司は、ランチなら税別1500円と2500円という御手頃価格で丁寧に握られた寿司を楽しむことができます。



こちらのお店があるのは清水町ですが、三島駅から車で５分もかからない場所にあり、バスも頻繁に通っているので三島駅はもちろんのこと沼津駅からも来ることができるので、豊富にそろった日本酒で一杯というのも可能です。店内はカウンターとテーブル席、２階にはお座敷もあります。



今日は、1500円と2500円のものをお願いしました。違いはネタの差で、量的には一緒です。いくらやウニがどうしても食べたいというのでなければ1500円のものでも十分に満足できるかと思います。この値段にもかかわらず、一貫づつ握りたてを出してくれますし、味噌汁と小鉢もついてくるのですから恐れ入ります。





この日のランチは、小鉢はイカと千切りとろろの和え物。味噌汁は甘エビの頭で出汁をとったもので、海老味噌の濃厚な旨みを味わうことができました。握りは基本的に煮きりが塗ってあり、そのまま食べることができます。山葵も産地らしく良いものを使っていますが、私はもう少し効いているほうが好みですが、これくらいが魚の旨みや味がちゃんとわかるのかもしれません。



1500円のものは、平すずき、鯵、平目、海老、赤身、とびっこといくら、穴子、玉子焼き、鉄火巻き、かっぱ巻き、かんぴょう巻きです。この中では鯵と穴子が良かったですね。穴子もホロッと口の中でとろける柔らかさがありました。どれも丁寧な仕事をしてあり、口の中でホロリと崩れるシャリやこぶりの握り、シャリとネタのバランスなどしっかりと修行を重ねた職人さんだけが作り上げることができるものばかりでした。



2500円のものは、平目と縁側、鯵、太刀魚の炙り、中トロ、ずわい蟹、うにといくら、穴子、玉子焼き、鉄火巻き、かんぴょう巻きで、仕事のしてある握りも多く、満足度という点ではこちらのほうが上ですね。この中では太刀魚の炙りが一番ということでした。



と、ネットでの評判をみて伺ってみたのですが、奇をてらわない真っ当な江戸前の仕事をしてある握りをお手ごろの値段で楽しめるので、回転寿司では満足できない方が一度伺ってみても損はないかと思います。最近の三島市周辺はおいしいお店があちこちに出来ていたり、ネットで話題になってきていますが、こちらのお店もそんなお店の一軒だと思います・・・。

駿東郡清水町伏見810-10
055-975-8386　　12:00～14：00　17：00～21:00　月曜、火曜日休み

この日の握りは以下に・・・