静岡道楽日記

大崩の絶景をのんびりと楽しみたい喫茶店、かいざん

いよいよＧＷに突入します。不景気の影響で１６連休の会社なんてのがあるそうですが、暇はあるけど金がない状態というか、そうそう毎日お金を散財するわけにもいかない。てなわけで、近場で済まして、しかもお金を掛けずにのんびりとしたいという人にぴったりなのが大崩の『かいざん』です。



このお店、旧１５０号線の大崩海岸の山道を走ったことがある人ならわかると思いますが、静岡市の用宗から焼津方面へ向かって進み、海の上を通る橋を渡りトンネルを越えてちょっと走った場所にあります。店構えは入りにくい昭和の香りというか、ちょっと暗い雰囲気がしますが、中に入ると、その雰囲気は一変します。

なんといっても一番奥の階段を５ステップほど下がった場所からのバババーンと広がる太平洋の眺めが素晴らしいです。これほどのオーシャンビューのお店もそうそうないでしょうね。天気が良ければ伊豆半島や富士山まで見ることができます。海好きにはたまらない場所だと思います。

このようなお店は大崩には他にもありますが、このお店の良い点は、比較的すいていることです。のんびりしに行ってザワザワガヤガヤしてたら興ざめですからね。しかし、運悪く大声でおしゃべりしているお客さんが来店していることがあります。そんなときのために好きな音楽を入れた携帯ヘッドフォンプレーヤーを持っていくのもひとつの方法だと思います。



さて、このお店は喫茶店ですから飲み物の他に日替わり定食やスパゲティなどの軽食もあります。この日は日替わり定食をオーダーしてみました。メニューは鮭のパン粉焼きをメインに野菜の小鉢などが３品ほど付いておりました。が、プロの料理とは言いがたいものでした。鮭は塩辛すぎますし、野菜の煮付けなども主婦の家庭料理そのままでした。おまけにご飯は茶碗１杯ほどもない少量で、これで９８０円は厳しい値段ですね。

ということで、このお店では飲み物中心に攻めるのが良いかと思います。なにはなくともこのお店の一番のご馳走は窓からの雄大な景色に間違いありません。ひとりかふたりで、天気が良い昼下がりに単行本でも持ってのんびりしにいくのがお勧めです。なおこのお店は夕方には店仕舞いするので注意が必要です。

P.S.写真には灰皿が写っておりますが、私はタバコは吸いません。どうもこちらのお店は最初からテーブルに灰皿が置いてあるようです。