静岡道楽日記

うわさの雅心だんごを食べてみたのですが・・・

ネット社会になって大きく変わったことに、口コミ情報がありとあらゆるところから入るようになったことがあるのではないでしょうか。マスメディアでも口コミ情報が載っていましたが、あくまでもワンクッション置いてあったものが、直接色々な人が情報を発信していますから。ツイッターが盛んになれば益々拍車が掛かるかと思います。



と、ネット社会の記事ではなくて、今回は団子の話です。実はネット上でこちらのお菓子屋の「雅心だんごがおいしい」「みたらし団子の中に餡子が入っている」「人気があって売り切れることもある」・・・なんてのを読んだものですから、興味深々になった次第です。その理由は同じような団子である修善寺の和楽の団子が我が家のお気に入りだからです。同じようなものなら同じようにおいしいに違いないと思ったわけなんですね。

で、先日初めてお店へ行ったわけです。お店はあちこちで見かける郊外型の和菓子と洋菓子を総合的に商うチェーン店の立派なものです。もう本当に種類豊富なんですが、目当ての雅心団子は一等地に鎮座しているだけでなく「人気商品」「ひとり３０本以上お買いあげの方は前日までにご予約を」なんて書かれているではないですか。もちろん箱の中には山盛りの団子が・・・。

早速クルマの中でパクリ。うーん、なかなかのものなんですが、我が家のお気に入りの団子より全ての面において１ランク落ちる印象なんです。団子部分の固さと厚さ、中の餡子の具合、外側の蜜の甘さとこってりさ・・・。団子は薄く柔らかく、中の餡子は甘さ控えめながらしっかりと小豆の旨さがあって、蜜はすっきりしながらも癖になる味わいが目指すものなんですが、どの面も平均的というかそれなりなんです。まぁ、一本１２０円なんですから贅沢を言うのも酷なんですが・・・。



この差は何だろうか？と考えるに、お店の規模の違い、その大きさからくる影響力の違いでしょうか。小さなお店で職人さんの目が届く範囲内で手作りしているものと、チェーン店のお店で大量に作るもの、さらにそのような小さなお店で食べたことがない、もしくは和菓子を追求するようなマニアでない方との意見の違いかな？と思ってしまうのです。上から目線ですいません・・・。

まぁ、そのような事例は今回のお店でなくても本当によくあることだと思うのです。どちらが良くて悪いということではなく、この世の中はそのような仕組みになっているってことなんでしょうね。好きな人は小さなお店を追及すればいいわけだけのことなんでしょう。逆に大きなお店やチェーン店も小さな店に負けない魅力があるわけですし・・・。こちらのお店もどの商品も気軽な値段で色々並んでいるのですから、進物用の詰め合わせやおやつ需要にはぴったりなわけですから。

でも、私はキラリと光る小さなお店をこれからも追求していくと思います。

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