静岡道楽日記

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西澤餅屋@長野市

蕎麦に惹かれて善光寺参り① 老舗の餅屋で団子に唸るの巻

色々なブログで夏休みの旅行記がUPされています。私のブログでもお盆に1泊2日で出かけてきた長野県の旅行記を不定期に書いていきたいと思います。信州も広いですが、今回の目的地は北信濃です。長野市を中心に蕎麦やお菓子などおいしいもの、イマイチだったものをたくさん食べてきましたので、例によって食べ物紀行となります。よろしければおつきあいください。

西澤餅屋@長野市

初日の早めの昼食は戸隠のお蕎麦を予定しておりました。当初は空腹のまま向かう予定でしたが、朝早く出発したので我慢できそうにありません。少しくらい食べても影響ないでしょうということで長野市内で老舗のお餅屋さんへ寄ることにしました。運が良いことに戸隠へ向かう道中にお店があります。店名を西澤餅屋といい、創業は昭和7年です。店名は餅屋ですが、現在の主力商品は長野名物のおやきです。

おやきというと静岡県人としては馴染みのない食べ物ですが、長野県人にとってはソウルフードのひとつといってもよいものです。ただおやきといっても地域差があって長野市を中心とする北信地区は蒸してあるもの、松本を中心とする中信地区は焼いてあるものという差があります。中身や製法は大きな違いはないようですが、見た目は全然違っていて、焼いてあるものが馴染みのある私は、ちょっと変わった肉まんのような感じです。

このおやき、お盆時期ということもあってかお土産や自宅用にするために大量に購入するお客さんで大賑わいでした。日持ちが当日のみなのにひとりで10個も20個も買うのですから凄い人気です。おやきの具は、茄子、かぼちゃ、ごぼう、しいたけ、山菜といった野菜系からりんご、栗、野沢菜、くるみといった信州らしいもの、うぐいす餡、つぶ餡、そら豆餡などの甘いものまでバラエティ豊かです。これらにも惹かれたのですが、ひとつでもけっこうなボリュームがありますから泣く泣くあきらめました。

西澤餅屋@長野市

代りに選んだのが、こちらのお店のもうひとつの看板商品である団子です。団子もお馴染みの餡子やみたらしから黒ゴマ、くるみなど種類豊富です。が、朝早いためかくるみなどまだ棚に並んでいませんでした。少ない中から選んだのが黒ゴマと揚げ団子です。どちらも1本80円というおれしいお値段です。

さて、クルマの中でさっそく食べてみましょう!黒ゴマは、胡麻の良い香りが上手に生かされています。なにより中の団子が良いですね。最近の団子ってスカスカというか歯応えが弱いものが多いのですが、こちらのものはしっかりとした歯応え、弾力があります。団子らしい団子というか昔ながらの団子といった感じでした。

もうひとつの揚げ団子(一番上の写真)はありそうでなかなかお目にかかれないいもので、揚げた団子に甘辛いタレが掛かっています。みたらしの餡とはちょっと違っていて、濃いめの味噌と甘目の醤油が合わさったような感じです。この濃い餡と揚げてある団子の力強さが合うんですね。後をひく旨さです。渋い日本茶に合いそうな逸品です。今回はどちらも出来立てホヤホヤなのもあってかどちらもおいしくパクっと食べちゃいました。

西澤餅屋@長野市

と、こちらのお店は老舗で大きなお店なのに敷居が高くなく、庶民的な値段でボリュームたっぷり、日持ちをよくするような姑息なことをしない正直な商いが人気の秘密なんでしょう。午後になると売り切れてしまう商品もあるということなので出かけるなら午前中の方がいいかもしれません。観光名所である善光寺の門前にもおやきや団子のお店はありますが、こちらのお店まで足を延ばしてもいいかもしれませんよぉ。なお、長野駅ビルにも支店があります。

長野県長野市南石堂町1261
026-226-5295 8:30~17:30 定休日:月1回(不定休)



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