静岡道楽日記

地元の人御用達の丸子のとろろ汁屋！　渓月

もうすぐＧＷです。ここ静岡市にも多くの観光客がやってくることだと思います。観光名所というと三保の松原、食事処、名物というと丸子のとろろ汁なんてのが上がるかと思います。このとろろ汁、江戸時代から名物として知られているもので、丁子屋には土日ともなると他県ナンバーの車が駐車場一杯に停まっています。



そんな丸子のとろろ汁ですが、地元の人にとっては有名店は敷居が高いというか、値段が高めで二の足を踏んでしまうんですよね。そこで地元住民でも気軽に食べるお店として大人気なのが、同じ丸子でも穴場の渓月です。場所は大鈩不動尊のちょっと手前という不便な場所ですが、ドライブがてら行くのも良いかと思います。



こちらのお店は土日は混雑すること必須なので、４人以上は予約が必要ですし、２人でも予約がお勧めです。この日は開店時間に合わせて出かけたので待ちなしで入ることができましたが、帰る時にはウエイティングが出ておりました。店内は庭を望む日本間で、低い椅子が用意されているので、足腰が悪い方でも安心できます。



今日の注文は定食です。って、土日は忙しいため、この980円のランチと揚げとろしか用意されていなことが多いようです。あと、麦飯の増量も可能です。待つことしばし、お膳がやってきましたよ。とろろ定食というと値段を上げるためにマグロなどの刺身がのっていることが多いですが、こちらのものはお蕎麦や豆腐など健康的なものが多く、ヘルシーこのうえありません。



内容は、麦飯にとろろ汁、温かいお蕎麦、湯豆腐、こんにゃくの煮物、漬物、果物で、これだけ入って980円はお値打ちだと思います。麦飯もおひつに入っており、ノーマルでも十分でした。肝心のとろろは、自然薯の香りもしっかりとするもので、シャバシャバのものが多い店とは一線を画す本格的なもので、わざわざ来た甲斐があるかと思います。



と、「カレーは飲み物」といった芸能人がいましたが、「とろろは飲み物」と言いたくなるほど麦ご飯にとろろを掛けてするするとおいしくいけちゃいました。店構えも店内も落ち着いたものがありますし、とろろということでお客さんには年配の人が多いのですが、若い人にこそとろろのおいしさを味わってほしいですね・・・・。

静岡市駿河区丸子6077 （大鈩不動尊近く）
054-259-1795　　11:30～14:30　17:00～19:00（夜は4名様以上・予約制）
月曜日休み（祝日・28日は営業）