手打ちパスタが売りの三島のオステリア！
三島市といえば、新幹線駅があることもあって東京や横浜への通勤客も多い東部地区でも発展している町です。食べ物では名水を生かしたうなぎが知られていますが、最近はイタリアンのおいしいお店が多いことで一部で注目されています。そんな三島のイタリアンの中でも手打ちのパスタに力を入れているのがオステリア イル ガルボです。
お店があるのは三島大社から程近い路地裏になります。マンションの１階を広々と利用したもので、厨房やホールはゆったりとしたスペースがとってあり、くつろぐことができるとともにコロナ対策としても有効です。黒の椅子とナチュラルなテーブル、スポットライトが織り成す内装はシックさとカジュアル感が両立されています。
この日は水木金の週３日あるランチタイム営業日と祝日が重なる日ということもあって満員御礼です。ランチはパスタランチ税込み2530円が主となっています。これは、前菜２皿と手打ちパスタ、飲み物、パンとなっています。ドルチェは＋450円で追加注文することができます。なお手打ちパスタは２つから選ぶことができるようになっています。
この値段を見るとちょっと高いと思いますが、実際は前菜のボリュームがほかのお店のメインくらいありますし、手打ちパスタもボリュームたっぷりで男性でもお腹いっぱいになります。なお、メインも用意されているので、２人で一皿といったように頼むこともできます。
最初の前菜は、ナスとインカのめざめと栗のフリットです。これにイタリア・サンダニエーレ産の生ハムがのっています。芋、栗、南京ではありませんが、旬のものばかりを軽く揚げてあります。特にインカのめざめと栗はほっくりとしており甘さも十分です。これに塩気がある生ハムの取り合わせは良いものです。贅沢をいえば、魚系のものがひとつ入っていれば最高でした。
次の前菜はカマスのインボルティーニ、蓮根のサルサです。活きの良いカマスをソテーしてパン粉や松の実などを混ぜたソースとともにソテーしたもので、カマスの淡白で柔らかな白身と濃い目のソースとの相性が良いですね。それをさらに下にひかれた蓮根のソースが助けてくれます。どこかフレンチの香りがする上品な仕上がりでした。安価なカマスを上手に仕立てるのもプロの技ですね。
この料理の途中に出てくるのはイタリアンではおなじみのフォカッチャとじゃがいもを練りこんだパンです。すっきりとした中に太陽のようなさわやかな香りがするオリーブオイルとともに供されるのですが、これを付けても残ったソースとともに食べてもいけます。特にフォカッチャやローズマリーが効いていて良いですね。
次はメインともいうべき手打ちパスタです。ひとつはタコのミンチと小松菜のタリオリーニです。タリオリーニは細めの平打ち麺で、一番とっきやすいものといえるかもしれません。ソースはトマトベースでタコの旨みというか磯の香りがほのかにしてきています。もう少しアルデンテの方が良いですが、乾麺とは違うもっちりした手打ちの良さが出ていました。なによりボリュームが良いのが利点です。
もうひとつの合挽肉のボロネーゼのタリアッテレもボリューム多めです。さらにこちらはしっかりと肉が入っているから男性向けかもしれません。地元の愛鷹牛ともち豚を使っています。コクは牛の脂から旨みは豚肉から出ているようで粗めに挽かれた肉の食感が良いですね。トマトではなくブロードで仕上げているのもいいですし、そこにパルメザンチーズのコクが加わって最強のものになっています。
この２つの手打ちパスタを食べてみて、シェフの力量がちょっとわかりました。高級な食材を使えば簡単においしくすることができますが、お値打ちなランチではそれもできないので、そこはソースや食材を一工夫することによって家庭では出来ないプロの一皿に仕立てているのです。これこそ外食の醍醐味といえるかと思います。
飲み物はコーヒー、紅茶、ジュースなどから選ぶことができるようになっています。私は食事と一緒にアイスコーヒーをお願いしました。味はごく普通のものですが、お酒が飲めない今はちょうどよかったですね。
と、初めて出かけてみたイルボルゴでしたが、路地裏のお店を夫婦二人で切り盛りしているということもあってコスパがよく、夜でも4000円から食事できるということです。この内容で本格的な味を楽しむことができるので、イタリアン初心者から上級者まで満足できるかと思います。特に他では味わうことができないキタッラやカサレッチャなどの手打ちパスタを食べることができるというのが大きいかと思います。次回は夜に訪問したいと思います・・・・
三島市芝本町5-5 小出ビル1階
055-941-7690 ランチ／水・木・金曜日のみ11:30～13:30 ディナー／平日18:00～21:30
土曜日17:30～21:30 定休日:日曜日、第3月曜日
三島市といえば、新幹線駅があることもあって東京や横浜への通勤客も多い東部地区でも発展している町です。食べ物では名水を生かしたうなぎが知られていますが、最近はイタリアンのおいしいお店が多いことで一部で注目されています。そんな三島のイタリアンの中でも手打ちのパスタに力を入れているのがオステリア イル ガルボです。
お店があるのは三島大社から程近い路地裏になります。マンションの１階を広々と利用したもので、厨房やホールはゆったりとしたスペースがとってあり、くつろぐことができるとともにコロナ対策としても有効です。黒の椅子とナチュラルなテーブル、スポットライトが織り成す内装はシックさとカジュアル感が両立されています。
この日は水木金の週３日あるランチタイム営業日と祝日が重なる日ということもあって満員御礼です。ランチはパスタランチ税込み2530円が主となっています。これは、前菜２皿と手打ちパスタ、飲み物、パンとなっています。ドルチェは＋450円で追加注文することができます。なお手打ちパスタは２つから選ぶことができるようになっています。
この値段を見るとちょっと高いと思いますが、実際は前菜のボリュームがほかのお店のメインくらいありますし、手打ちパスタもボリュームたっぷりで男性でもお腹いっぱいになります。なお、メインも用意されているので、２人で一皿といったように頼むこともできます。
最初の前菜は、ナスとインカのめざめと栗のフリットです。これにイタリア・サンダニエーレ産の生ハムがのっています。芋、栗、南京ではありませんが、旬のものばかりを軽く揚げてあります。特にインカのめざめと栗はほっくりとしており甘さも十分です。これに塩気がある生ハムの取り合わせは良いものです。贅沢をいえば、魚系のものがひとつ入っていれば最高でした。
次の前菜はカマスのインボルティーニ、蓮根のサルサです。活きの良いカマスをソテーしてパン粉や松の実などを混ぜたソースとともにソテーしたもので、カマスの淡白で柔らかな白身と濃い目のソースとの相性が良いですね。それをさらに下にひかれた蓮根のソースが助けてくれます。どこかフレンチの香りがする上品な仕上がりでした。安価なカマスを上手に仕立てるのもプロの技ですね。
この料理の途中に出てくるのはイタリアンではおなじみのフォカッチャとじゃがいもを練りこんだパンです。すっきりとした中に太陽のようなさわやかな香りがするオリーブオイルとともに供されるのですが、これを付けても残ったソースとともに食べてもいけます。特にフォカッチャやローズマリーが効いていて良いですね。
次はメインともいうべき手打ちパスタです。ひとつはタコのミンチと小松菜のタリオリーニです。タリオリーニは細めの平打ち麺で、一番とっきやすいものといえるかもしれません。ソースはトマトベースでタコの旨みというか磯の香りがほのかにしてきています。もう少しアルデンテの方が良いですが、乾麺とは違うもっちりした手打ちの良さが出ていました。なによりボリュームが良いのが利点です。
もうひとつの合挽肉のボロネーゼのタリアッテレもボリューム多めです。さらにこちらはしっかりと肉が入っているから男性向けかもしれません。地元の愛鷹牛ともち豚を使っています。コクは牛の脂から旨みは豚肉から出ているようで粗めに挽かれた肉の食感が良いですね。トマトではなくブロードで仕上げているのもいいですし、そこにパルメザンチーズのコクが加わって最強のものになっています。
この２つの手打ちパスタを食べてみて、シェフの力量がちょっとわかりました。高級な食材を使えば簡単においしくすることができますが、お値打ちなランチではそれもできないので、そこはソースや食材を一工夫することによって家庭では出来ないプロの一皿に仕立てているのです。これこそ外食の醍醐味といえるかと思います。
飲み物はコーヒー、紅茶、ジュースなどから選ぶことができるようになっています。私は食事と一緒にアイスコーヒーをお願いしました。味はごく普通のものですが、お酒が飲めない今はちょうどよかったですね。
と、初めて出かけてみたイルボルゴでしたが、路地裏のお店を夫婦二人で切り盛りしているということもあってコスパがよく、夜でも4000円から食事できるということです。この内容で本格的な味を楽しむことができるので、イタリアン初心者から上級者まで満足できるかと思います。特に他では味わうことができないキタッラやカサレッチャなどの手打ちパスタを食べることができるというのが大きいかと思います。次回は夜に訪問したいと思います・・・・
三島市芝本町5-5 小出ビル1階
055-941-7690 ランチ／水・木・金曜日のみ11:30～13:30 ディナー／平日18:00～21:30
土曜日17:30～21:30 定休日:日曜日、第3月曜日
