静岡道楽日記

こってり、濃厚という言葉が辛くなってきました・・・、トホホ。

島田市にある麺屋　燕は藤枝バイパスの野田インターの下という好立地と朝９時からオープンという条件からラーメン食べ歩きの際によく利用されるお店です。私はこちらに移転してからはまだ食べていないということで先日閉店間際に飛び込みました。

メニューを見ると、昔に比べて「こっさり」やら「ちゃっちゃ」やら「つけ麺」やら増えていますし、閉店間際なのにお客さんも半分以上埋まっている・・・と、国道1号線の店の時とは隔世の感があります。まぁあの時は和風ラーメン屋さんみたいな感じでしたが、今では押しも押されぬ人気ラーメン店ですからねぇ。



ということで、和風醤油を頼もうとしたのですが、近くで食べていた人が「濃厚味噌、おいしい～！」と言っているのを聞きつけて何を血迷ったか濃厚味噌を頼んじゃいました。何でもゴマの香りが強く出ていておいしいですよ～とお店の人も強力プッシュでしたので・・・。

が、これはオヤジの私にはちと重過ぎました・・・。レンゲでの最初の２，３杯は「おおっ、なかなかいいじゃないの」「ゴマが効いていて味噌ラーメンと坦々麺のハーフだね、こりゃ」と喜んでいたのですが、麺を食べつつ、チャーシューを齧りつつ、スープを飲み進めていくと、味噌とゴマと脂（ラード？）とベースのとんこつなどの獣系などがズシンと胃袋に応えてきたのです。

お酢を入れてみたり、一味を入れて変化を持たせたものの、揚げネギの苦さもあってか段々ペースダウンというか、完食するのが苦しくなってきました。麺や具はなんとか片付けましたがスープは飲み干すことができませんでした。どうも、最近こってり系とかクリーミーとんこつ系とか家系とか背脂チャッチャッ系とかの、いわゆる若い人が好むようなものがダメになってきたようです・・・。まぁ寄る年波に勝てないということでしょうか・・・・。

でも、この濃厚味噌、はまる人にははまるオリジナリティあるラーメンだと思います。って、もう注文しないと思うけど・・・。