静岡道楽日記

食べ物甲子園⑦　いつものﾒｼﾞｬｰな、ﾂﾅ缶とは一味違います！

甲子園も興南高校の春夏連覇、沖縄勢としては初の夏優勝ということで幕を閉じました。が、このシリーズはネタがまだありますので、もう少し続きますよ。今回は静岡県の代表です。静岡県それも清水区の特産品のマグロの缶詰があります。なんせ清水や焼津は全国でも１，２を争う冷凍マグロの基地ですから、その加工品であるツナ缶の生産量においても本場ということになりますね。



そんなツナ缶ですが、お馴染みなのはテレビＣＭで放映しているシーチ○○とか、い○ばのものなんでしょうが、今回は清水区でも桜海老で有名な、旧由比町にある由比缶詰所という小さなメーカーが出しているものを紹介しちゃいます。

私もこちらの商品については、ローカルテレビや雑誌で存在は知っていたのですが、直売所が土日祝日休みということで、なかなか買うことが出来ず、今回相方の友人から頂いて初の試食となった次第です。そんな方が多いのか、一部では幻となっているようですが、地元ではごく普通に食べられていたりお使い物にしたりとなっているのは、この手のものでは当たり前のことかもしれませんね。

で、このメーカーのブランド名はホワイトシップ印といいます。帆船が誇らしげにマークされていますが、中身も優雅でおいしいのです。おいしい食べ物に共通する、良い材料を、丁寧な調理法で、良い調味料で、目が届く範囲で作るという方程式をしっかりと守っているように思います。種類は、油漬けのファンシー（ブロック状のゴロッとしたもの）の他に、イタリア産のオリーブオイルに漬けたフレークとファンシーなどがあります。



このオリーブオイルに漬けたものが、他のメーカーにない特徴があっておいしいのです。最近はカロリーハーフのオイル漬けや水煮タイプのものを使うことが多かったのですが、これならしつこいと感じるサラダ油漬けと違って、油分が気にならないのです。もっと言うとツナとオリーブオイルの相性が良くて積極的に料理に使いたくなるのです。サラダの上に乗せたり、サンドイッチの具にしたり、パスタの具にしたり・・・と、応用範囲が広がると思います。缶詰の品評会で大賞を取ったというのも伊達ではないと思います。ツナ缶の新しい可能性を見たというのは大げさでしょうか。

と、こちらの商品は、直売所で直接購入するかネットで買うかと限られた購入方法になりますが、普段とはちょっと違う、一味違うおいしさを味わうなら試してみる価値大だと思います。あと、直売所限定で特選炙りビントロオリーブオイル漬けというのもあるそうで、こちらも試してみたいですねぇ。

どちらにしても由比缶詰所という会社名も潔いですし、山椒は小粒でピリリと辛い商品群といい、このような会社が頑張っていける世の中は良いものですね。隠れた静岡土産としても贈り物にも良いかと思います。

静岡市清水区由比４２９−１
054-375-2121