台湾まんぷく紀行⑫ 台湾で一番有名な朝食屋さんです!
本当に久しぶりの台湾ネタになります。この夏に台北に行かれた方の中でもこちらのお店のことは気になっていた方、実際に食べられた方も多いのではないでしょうか。それほどこの阜杭豆漿店(フーファントージャン)は、有名なんです。しかも有名なだけでなく毎日毎日行列が凄いのです。食に命を賭けているといってもいい中国人が並んでも食べたいと言うのですから、台湾へ出かけたら一度は行かねばいけませんね。ましてや私はおいしい朝食に目がないのです。
ということで、土曜日の朝早くお店へ向かいました。もちろんウォーキングしながらです。距離は4~5キロほどでしょうか。まだ薄暗いうちにホテルを後にします。気になるお店をチェックしながら歩くこと1時間ほどで到着です。朝5時30分開店ということで朝6時過ぎにお店に着けば余裕だと思ったら、思いっきり考えが甘かったと後悔するはめになりました。
なんと凄い行列なんです。お店はMRTの善導寺駅前の華山市場というビルの2階にあるんですが、その階段の下まで繋がっているのです。土日は混雑しているとは聞いていたのですが、これほどとは・・・。並んでいる若い人に英語で聞いたら「たぶん1時間以上、1時間30分ほどかなぁ」とのことでした。恐るべし台北っ子の食に賭ける情熱。もちろん、ここまできたら待つしかありません。蟻の行列よろしくジワジワとしか進みません。
階段を上がるとやっと店の入り口に到着です。が、ここからまだ先が長いのです。仕方なくガラス張りになっている厨房を見て暇をつぶしかありません。女性が中心ですが、皆さんテキパキと大きな釜、インド料理でお馴染みのタンドール釜のようなものの内側に中国式のパンのようなものを貼って焼いているのです。こちらの売りになっているもののひとつで、他のお店の多くが電気式やガスオーブンで焼いているものを昔ながらの炭火でじっくりと焼いているのが人気の秘密になっているようなんです。やはり炭火で料理するのは万国共通で人気があるんですね。
なんとか1時間20分ほどで注文することができました。こちらのような有名店になると多くの日本人旅行者が書いたブログが参考になるので、おいしいもの、目当てのものをあらかじめ書いておくことができるので、オーダーを聞くおばちゃんが日本語ができなくても問題ありません。スムースにオーダーできました。そうそう、こちらのお店は昨年改装されて、現代的なカフェテラスのようにきれいになったのですが、値段は台湾庶民価格のままです。この安さも人気の秘密なんでしょうね。
本当なら、イートインするのがベストなんでしょうが、ホテルで朝食を取るくとになっているので、テイクアウトします。中国語なら外帯ですね。が、その前にちょっとツマミ食いしてしまいました。お腹がすいていたのと、アツアツの誘惑には勝てなかったからです。イートインのコーナーも機能的で、窓際からは外の風景も良く見ることができます。ホテルの味気ない朝食ならここで手軽においしい朝食を食べる旅行者が多いのもうなずけます。
まずは、厚餅夾蛋(卵焼き入り厚焼き餅)です(一番上の写真)。餅といっても日本のお餅とは違ってパンのようなもので、 ネギが入っているのがポイントです。味付けは塩のみで、生地のおいしさが出来栄えに左右されるのはバゲットなどと一緒でごまかしがききません。サクサクフワフワの生地にこれまたふんわりとした玉子焼きが挟まっていて、一緒に食べるとバカウマです。パン好きにはたまらない一品です。
残りはホテルへ急いで持ち帰ります。帰りはMRTです。まずは薄餅夾蛋です。厚いものと薄いものの比較で購入したのですが、こちらの方が生地が薄くて食べ応えがないのでつまらない印象ですね。サクッモチッとした良さが弱いように思いました。が、軽く済ませたいときにはアリかもしれません。これは家庭で食べるなら卵入れでなく野菜なんか挟んでも合いそうです。
さらに台湾の朝食で欠かせない蛋餅も頂きました。台湾風クレープと呼ばれているものです。街のあちこちにある朝食屋や屋台でクルクルと作っている光景を良く見かけます。クレープ状の皮と薄く延ばした玉子焼きを合わせたもので、やさしい味付けが特徴です。女性に人気のある一品ですが、モチッとした食感は癖になります。日本の中国料理屋でも出して欲しいくらいですね。
デザートにはキャラメル味の中国風のパイ菓子を頂きました。このようなものまでカバーしているのが老舗の憎いところですね。甘しょっぱい生地にキャラメルのほろ苦さがマッチしていて、これもなかなかのものでした。このパイものには細切りの大根が入ったものもあるようなので次回の課題ですね。うーん、朝から食べ過ぎました。まぁ今日も過酷なウォーキングが待っていますから大丈夫でしょう。
次回の課題といったら、 鹹豆漿を絶対食べてみたいですね。なんせこのお店の看板商品なんですから。ではどうして食べなかったかというと、豆乳があんまり好きではないのと、遠くまで持ち帰ると、冷めてしまって味が変化してしまうと思ったからです。これは、塩味の豆乳で、 揚げパンや葱のみじん切り、干しエビなどがトッピングされ、黒酢、ラー油、ゴマ油などで味つけされているので、日本で考えるものとは別物の豆乳なんだそうです。時間が経つと固まっておぼろ豆腐のようになり、これはこれでオツなんだそうです。
この塩味の豆乳のほかに甘い豆乳もあり、ほとんどの地元の人がどちらかの豆乳を紙カップに入れて持ち帰っていました。この日は土曜日ということもあってか家族分の朝食を山のように持ち帰る人も多かったですね。このお店に行かれる方は土日は避けて平日、それも開店早々か、ピークをはずして10時頃からがお勧めです。私が店を出る頃には行列はさらに伸びていました。
と、こちらのお店、噂に違わず安くておいしくて、人によっては「人生おいしい満足の朝食ベスト3に入る」とか、「このお店に通うために隣にあるシェラトンに泊まる」なんてことがおきるのですから凄いものだと思います。私は持ち帰りというハンデもあったので次回イートインで決着をつけたいと思います。
台北市忠孝東路一段108號2樓之28
02-2392-2175 5:30-11:00
定休日 旧暦の端午節、中秋節、年末年始
本当に久しぶりの台湾ネタになります。この夏に台北に行かれた方の中でもこちらのお店のことは気になっていた方、実際に食べられた方も多いのではないでしょうか。それほどこの阜杭豆漿店(フーファントージャン)は、有名なんです。しかも有名なだけでなく毎日毎日行列が凄いのです。食に命を賭けているといってもいい中国人が並んでも食べたいと言うのですから、台湾へ出かけたら一度は行かねばいけませんね。ましてや私はおいしい朝食に目がないのです。
ということで、土曜日の朝早くお店へ向かいました。もちろんウォーキングしながらです。距離は4~5キロほどでしょうか。まだ薄暗いうちにホテルを後にします。気になるお店をチェックしながら歩くこと1時間ほどで到着です。朝5時30分開店ということで朝6時過ぎにお店に着けば余裕だと思ったら、思いっきり考えが甘かったと後悔するはめになりました。
なんと凄い行列なんです。お店はMRTの善導寺駅前の華山市場というビルの2階にあるんですが、その階段の下まで繋がっているのです。土日は混雑しているとは聞いていたのですが、これほどとは・・・。並んでいる若い人に英語で聞いたら「たぶん1時間以上、1時間30分ほどかなぁ」とのことでした。恐るべし台北っ子の食に賭ける情熱。もちろん、ここまできたら待つしかありません。蟻の行列よろしくジワジワとしか進みません。
階段を上がるとやっと店の入り口に到着です。が、ここからまだ先が長いのです。仕方なくガラス張りになっている厨房を見て暇をつぶしかありません。女性が中心ですが、皆さんテキパキと大きな釜、インド料理でお馴染みのタンドール釜のようなものの内側に中国式のパンのようなものを貼って焼いているのです。こちらの売りになっているもののひとつで、他のお店の多くが電気式やガスオーブンで焼いているものを昔ながらの炭火でじっくりと焼いているのが人気の秘密になっているようなんです。やはり炭火で料理するのは万国共通で人気があるんですね。
なんとか1時間20分ほどで注文することができました。こちらのような有名店になると多くの日本人旅行者が書いたブログが参考になるので、おいしいもの、目当てのものをあらかじめ書いておくことができるので、オーダーを聞くおばちゃんが日本語ができなくても問題ありません。スムースにオーダーできました。そうそう、こちらのお店は昨年改装されて、現代的なカフェテラスのようにきれいになったのですが、値段は台湾庶民価格のままです。この安さも人気の秘密なんでしょうね。
本当なら、イートインするのがベストなんでしょうが、ホテルで朝食を取るくとになっているので、テイクアウトします。中国語なら外帯ですね。が、その前にちょっとツマミ食いしてしまいました。お腹がすいていたのと、アツアツの誘惑には勝てなかったからです。イートインのコーナーも機能的で、窓際からは外の風景も良く見ることができます。ホテルの味気ない朝食ならここで手軽においしい朝食を食べる旅行者が多いのもうなずけます。
まずは、厚餅夾蛋(卵焼き入り厚焼き餅)です(一番上の写真)。餅といっても日本のお餅とは違ってパンのようなもので、 ネギが入っているのがポイントです。味付けは塩のみで、生地のおいしさが出来栄えに左右されるのはバゲットなどと一緒でごまかしがききません。サクサクフワフワの生地にこれまたふんわりとした玉子焼きが挟まっていて、一緒に食べるとバカウマです。パン好きにはたまらない一品です。
残りはホテルへ急いで持ち帰ります。帰りはMRTです。まずは薄餅夾蛋です。厚いものと薄いものの比較で購入したのですが、こちらの方が生地が薄くて食べ応えがないのでつまらない印象ですね。サクッモチッとした良さが弱いように思いました。が、軽く済ませたいときにはアリかもしれません。これは家庭で食べるなら卵入れでなく野菜なんか挟んでも合いそうです。
さらに台湾の朝食で欠かせない蛋餅も頂きました。台湾風クレープと呼ばれているものです。街のあちこちにある朝食屋や屋台でクルクルと作っている光景を良く見かけます。クレープ状の皮と薄く延ばした玉子焼きを合わせたもので、やさしい味付けが特徴です。女性に人気のある一品ですが、モチッとした食感は癖になります。日本の中国料理屋でも出して欲しいくらいですね。
デザートにはキャラメル味の中国風のパイ菓子を頂きました。このようなものまでカバーしているのが老舗の憎いところですね。甘しょっぱい生地にキャラメルのほろ苦さがマッチしていて、これもなかなかのものでした。このパイものには細切りの大根が入ったものもあるようなので次回の課題ですね。うーん、朝から食べ過ぎました。まぁ今日も過酷なウォーキングが待っていますから大丈夫でしょう。
次回の課題といったら、 鹹豆漿を絶対食べてみたいですね。なんせこのお店の看板商品なんですから。ではどうして食べなかったかというと、豆乳があんまり好きではないのと、遠くまで持ち帰ると、冷めてしまって味が変化してしまうと思ったからです。これは、塩味の豆乳で、 揚げパンや葱のみじん切り、干しエビなどがトッピングされ、黒酢、ラー油、ゴマ油などで味つけされているので、日本で考えるものとは別物の豆乳なんだそうです。時間が経つと固まっておぼろ豆腐のようになり、これはこれでオツなんだそうです。
この塩味の豆乳のほかに甘い豆乳もあり、ほとんどの地元の人がどちらかの豆乳を紙カップに入れて持ち帰っていました。この日は土曜日ということもあってか家族分の朝食を山のように持ち帰る人も多かったですね。このお店に行かれる方は土日は避けて平日、それも開店早々か、ピークをはずして10時頃からがお勧めです。私が店を出る頃には行列はさらに伸びていました。
と、こちらのお店、噂に違わず安くておいしくて、人によっては「人生おいしい満足の朝食ベスト3に入る」とか、「このお店に通うために隣にあるシェラトンに泊まる」なんてことがおきるのですから凄いものだと思います。私は持ち帰りというハンデもあったので次回イートインで決着をつけたいと思います。
台北市忠孝東路一段108號2樓之28
02-2392-2175 5:30-11:00
定休日 旧暦の端午節、中秋節、年末年始
台湾にまた行きたくなってきました。
今の私なら可能な平日出発で、4日間で3万以下のツアーがありました。
ここ数回、3日間ほどの短期旅行なので食べたいものがあっても
お腹がついていかないのです。食べてみたいもの&行ってみたい店は
色々とあるのですが・・・
台湾にまた行きたくなってきました。
今の私なら可能な平日出発で、4日間で3万以下のツアーがありました。
ここ数回、3日間ほどの短期旅行なので食べたいものがあっても
お腹がついていかないのです。食べてみたいもの&行ってみたい店は
色々とあるのですが・・・
静岡空港から 台湾便が出ると思ってたので
こりゃあ簡単にいけるゾと。
しかし、甘かったです。 近い台湾便くらい出して欲しい~です。
台湾、ソウル、上海、香港あたりが日本から近くて食べるものがおいしいもんがある旅行地ですよね。平日行きの平日帰りなら恐ろしく安いツアーもありますから狙い目だと思います。
それから台湾は屋台で売られているスナック類がおいしいのでひとりやふたりでも満足できるのも大きいですね。
霧のまちさんほどの旅のプロになると台湾はつまらないかもしれませんが、ツアーでいかないような庶民の街とか田舎にいくと、それなりのディープなおもしろさがあると思います。原住民のいる地域なんかも面白いかもしれません。
それから台湾便は静岡空港からチャーター便がでていますが、成田やセントレアに比べると高いのがネックですね。時間もイマイチですし・・・。