チェーン店の余裕ある姿勢と体力がわかる店！ 三ツ矢堂製麺
ラーメンマニア、ラーメン好きのブログには色々な用語が登場します。開店前に並ぶ「シャッター」などが有名ですが、個人店、資本系、チェーン店というものもあります。店の経営母体、経営形態に関するものです。最近は全国的なチェーン店よりもローカルチェーン店、資本系が人気を集めているように思います。
日本が熱帯になる前に出かけてきたのは、東京が原点のローカルから全国的に伸ばしているチェーン店の三ツ矢堂製麺です。首都圏では２０店以上あるそうで、ここ静岡市に出店したのは昨年の９月ですからもうすぐ１年になります。昨年は店の前を通るたびにウェイティングができていたのですが、この日は開店時間早々ということもあり、余裕でテーブルに座ることができました。とはいえ、出る頃にはウェイティングができていましたから、人気は持続中ということでしょう。
こちらの売りはつけ麺です。看板には堂々とつけ麺専門と謳っています。とはいえ、メニューには多くのラーメンメニューもあります。今日の狙いは辛くて冷たい麺だったのですが、つけ汁もキンキンに冷えているということで、それほど暑い日ではなかったので、ノーマル？の柚子つけ麺をお願いしました。
こちらの店のチェーン店ならではの余裕ぶりその１は、麺の量にたいしての太っ腹さです。普通盛りは300グラムですが、その倍の600グラムの大盛りまで無料で増量できます。男性はこの大盛りを頼んでいる人が多かったですね。その間の中盛り450グラムは女性でも頼む人が多いとか。
私はつけ麺ならけっこうな量を食べることができるので大盛りをお願いしました。さらに麺の〆方についてもオーダー可能です。これがチェーン店の余裕その２です。熱盛りと冷や盛りはどこでもやっていますが、その間のぬめり落としと冷や盛りよりもさらにキンキンに冷やした氷締めがあります。都合４種類から選ぶことが可能です。私は冷たい麺が好きなので氷締めをお願いしました。
さて、やってきましたよぉ。麺の量は大盛りですがそれほど多く感じません。まぁ、これはブッチャーなどの大盛りを売りにした店が増えてきたからでしょう。麺は黄金色、太さは細めのうどんくらいでしょうか。ラーメンでいったら極太麺になるのでしょうが、これまた最近はもっと太い麺を出す店がありますから驚きません。
味はどんなものでしょう。つけ汁、スープは柚子を謳っていますが、日本料理、和食でお馴染みの上品で高貴な柚子の香りではなく、どこか不自然な柚子風味といったところです。まぁこれはとんこつベースのつけ汁ですから、これくらいでないと負けてしまうのかもしれません。それから思ったほど脂脂していないのも助かりました。具は脂身の多いチャーシューの角切りにメンマといったところでしょうか。
麺は、モチッとしたもので、小麦粉の良さとか麺だけまた食べたいというものではありませんが、このボリュームがあってこの値段ですから、さすがチェーン店ならではといったところでしょう。麺の風味が抑え目なので、チーズとか辛味などのバリエーションが生きてくるんだと思います。つけ麺は麺が主役という私の考えからすると、ちょっと物足りないのですが、これくらいが良いのでしょうね。
もうひとつの温かいラーメンは、つけ麺に比べるとやはり一段落ちる印象がありました。ボヤッとしている印象で、家系なのか節系なのかわからないちょっと中途半端な感じを受けました。ラーメンを頼んでいる人は少なかったのですが、こんなことも影響しているのでしょうか。まぁ、つけ麺が売りの店でラーメンを頼む方が悪いのですが・・・。
あと、チェーン店の余裕ぶりその３は、限定物の充実ぶりです。この夏は暑さに負けない冷たい辛いもの３種類がありました。広島風の辛いもの、お馴染みの冷やし坦々麺、柚子冷やしつけ麺です。この日は注文している人はいないようでしたが、この猛暑ならさぞかしオーダーが増えているんでしょう。そうそう、メニューの立派さもチェーン店ならではのものです。
と、初めて出かけてみた三ツ矢堂製麺ですが、チェーン店らしく繁盛のツボをよく抑えているなぁと思いました。値段と味とボリュームのバランスが取れていますし、店の清潔さやオペレーションなどソツがなく、老若男女のどの人にも受け入れられる平均点の高さがありました。個人店がここまでやることは難しいのですが、私はやはりダメなところがあっても個人店の方が好きですね。
静岡市葵区東千代田2-11-15
054-207-9720 11：00～22：00 無休
ラーメンマニア、ラーメン好きのブログには色々な用語が登場します。開店前に並ぶ「シャッター」などが有名ですが、個人店、資本系、チェーン店というものもあります。店の経営母体、経営形態に関するものです。最近は全国的なチェーン店よりもローカルチェーン店、資本系が人気を集めているように思います。
日本が熱帯になる前に出かけてきたのは、東京が原点のローカルから全国的に伸ばしているチェーン店の三ツ矢堂製麺です。首都圏では２０店以上あるそうで、ここ静岡市に出店したのは昨年の９月ですからもうすぐ１年になります。昨年は店の前を通るたびにウェイティングができていたのですが、この日は開店時間早々ということもあり、余裕でテーブルに座ることができました。とはいえ、出る頃にはウェイティングができていましたから、人気は持続中ということでしょう。
こちらの売りはつけ麺です。看板には堂々とつけ麺専門と謳っています。とはいえ、メニューには多くのラーメンメニューもあります。今日の狙いは辛くて冷たい麺だったのですが、つけ汁もキンキンに冷えているということで、それほど暑い日ではなかったので、ノーマル？の柚子つけ麺をお願いしました。
こちらの店のチェーン店ならではの余裕ぶりその１は、麺の量にたいしての太っ腹さです。普通盛りは300グラムですが、その倍の600グラムの大盛りまで無料で増量できます。男性はこの大盛りを頼んでいる人が多かったですね。その間の中盛り450グラムは女性でも頼む人が多いとか。
私はつけ麺ならけっこうな量を食べることができるので大盛りをお願いしました。さらに麺の〆方についてもオーダー可能です。これがチェーン店の余裕その２です。熱盛りと冷や盛りはどこでもやっていますが、その間のぬめり落としと冷や盛りよりもさらにキンキンに冷やした氷締めがあります。都合４種類から選ぶことが可能です。私は冷たい麺が好きなので氷締めをお願いしました。
さて、やってきましたよぉ。麺の量は大盛りですがそれほど多く感じません。まぁ、これはブッチャーなどの大盛りを売りにした店が増えてきたからでしょう。麺は黄金色、太さは細めのうどんくらいでしょうか。ラーメンでいったら極太麺になるのでしょうが、これまた最近はもっと太い麺を出す店がありますから驚きません。
味はどんなものでしょう。つけ汁、スープは柚子を謳っていますが、日本料理、和食でお馴染みの上品で高貴な柚子の香りではなく、どこか不自然な柚子風味といったところです。まぁこれはとんこつベースのつけ汁ですから、これくらいでないと負けてしまうのかもしれません。それから思ったほど脂脂していないのも助かりました。具は脂身の多いチャーシューの角切りにメンマといったところでしょうか。
麺は、モチッとしたもので、小麦粉の良さとか麺だけまた食べたいというものではありませんが、このボリュームがあってこの値段ですから、さすがチェーン店ならではといったところでしょう。麺の風味が抑え目なので、チーズとか辛味などのバリエーションが生きてくるんだと思います。つけ麺は麺が主役という私の考えからすると、ちょっと物足りないのですが、これくらいが良いのでしょうね。
もうひとつの温かいラーメンは、つけ麺に比べるとやはり一段落ちる印象がありました。ボヤッとしている印象で、家系なのか節系なのかわからないちょっと中途半端な感じを受けました。ラーメンを頼んでいる人は少なかったのですが、こんなことも影響しているのでしょうか。まぁ、つけ麺が売りの店でラーメンを頼む方が悪いのですが・・・。
あと、チェーン店の余裕ぶりその３は、限定物の充実ぶりです。この夏は暑さに負けない冷たい辛いもの３種類がありました。広島風の辛いもの、お馴染みの冷やし坦々麺、柚子冷やしつけ麺です。この日は注文している人はいないようでしたが、この猛暑ならさぞかしオーダーが増えているんでしょう。そうそう、メニューの立派さもチェーン店ならではのものです。
と、初めて出かけてみた三ツ矢堂製麺ですが、チェーン店らしく繁盛のツボをよく抑えているなぁと思いました。値段と味とボリュームのバランスが取れていますし、店の清潔さやオペレーションなどソツがなく、老若男女のどの人にも受け入れられる平均点の高さがありました。個人店がここまでやることは難しいのですが、私はやはりダメなところがあっても個人店の方が好きですね。
静岡市葵区東千代田2-11-15
054-207-9720 11：00～22：00 無休
