静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

王ちゃん@熱海市

昭和な味と店② 湯河原の路地裏にある人気の食堂!王ちゃん

今回のお店も見事に昭和しています。熱海市の泉地区は熱海市に属していますが、最寄り駅は湯河原、しかも湯河原の温泉街と一体化した摩訶不思議な場所なんですが、そこの路地裏にあるのが王ちゃんです。世界のホームラン王と同じわんちゃんと読みます。店の佇まいは一見さんは入りにくい雰囲気なんですが、土日ともなれば待ちがでるくらいの隠れた人気店なんです。

王ちゃん@熱海市

こちらのお店は、6席ほどのカウンターと1卓の小上がりがあるだけの本当に小さなお店なんですが、メニューは基本のラーメンから揚げ焼きそば、タンメンなどの中華ものから、ポークソテー、オムレツなどの洋食系、そしてとんかつにカツ丼といったものまで幅広いのです。特にラーメンとカツ丼が二枚看板です。

王ちゃん@熱海市

今日はネットで評判が良かった上カツ丼と野菜ラーメンをお願いしました。値段は1100円と900円ですから昭和の雰囲気がある食堂としてはちょっと高めですが、そこは湯河原という温泉街だけに仕方がないのかもしれません。あとちょっと高めなのはチャーシューが肉厚でボリュームたっぷりめのも要因です。

このチャーシューが厚め、カツ丼があるということでラーメンフリークからは小田原系、大西系と呼ばれていますが、果たしてどうなんでしょうか・・・。で、私も数少ない経験からも大西系の系譜かなと思いましたが、ひとつ違うのが無化調ということで味わいがやさしく飲みやすいスープになっているということです。

王ちゃん@熱海市

しかもたっぷりの炒め野菜から出汁が出ているのでより一層おとなしめの味わいになっていました。これに合わされる麺は大西系には欠かせない室伏製麺のピロピロとして幅が広めの麺で、おもしろい食感で楽しめます。この日は昭和生まれの年配の方々の多くがガッツリとチャーシュー麺を食べていましたよ。

王ちゃん@熱海市

さて、もうひとつの注目が熱海在住の某有名人が日本一おいしいカツ丼と評した一品です。上カツ丼は、ヒレカツを甘しょっぱいタレに卵とじしたもので、並はロースになります。この上カツ丼のポイントはカツのやわらかさと肉質の良さでしょうか。あと、シャキシャキさを残した後乗せのねぎが特徴的です。

王ちゃん@熱海市

そんな日本一の評価もあるカツ丼ですが、私としては値段相応というかおいしいけど日本一と言うにはちょっと違うかなと思います。が、路地裏の昭和の雰囲気が残る中華食堂でとんかつ屋顔負けのヒレカツ丼が食べられるという意外性は十分にありだと思います。そうそう、卵がトロッとした半熟気味なのも私は気に入りました。

王ちゃん@熱海市

と、こちらのお店は店も昭和なら、店を切り盛りしているおじいちゃんとおばあちゃんも昭和一桁ではないかと思われるほどの高齢で、常連さんもお店の人を労わりながら食事を楽しんでいるほんわかとしたアットホームの空気感は、湯河原という温泉街、観光地とは思えない感じでした。この手のお店が好きな人は一度は行ってほしいお店です。それから、臨時休業のときもあるので行く前に電話する方がいいかもしれません・・・・。

熱海市泉39
0465-62-7293   11:30~19:30  水曜休み

 


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