静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

とんかつ いとう@富士宮市

昭和な味と店⑫ 洋食の修行を積んだ店主が作るとんかつ屋!

今日は2月9日、肉の日です。ということでおいしいお肉を使ったとんかつを出すお店の紹介になります。富士、富士宮には酪農が盛んなこともあってか、良質な精肉店やとんかつ屋が多いのですが、とんかつのいとうもまさにそんな一軒になります。店があるのは富士と富士宮を結ぶ県道沿いです。

とんかつ いとう@富士宮市

こちらのお店は典型的なとんかつ屋の趣です。カウンターと広々とした座敷の小上がり席があり、ほとんどのお客さんが小上がりで食事を楽しんでいます。うれしいことに掘りごたつ式になっているのでお年寄りでも安心です。お店は家族経営なのかアットホームな雰囲気があり、気持ちよく過ごすことができます。

さて、注文ですが、とんかつ屋ですから本来ならとんかつを頼むべきなんでしょうが、今日はシーズンのカキフライ定食と海老クリームコロッケ定食をお願いしました。その理由は、ご主人が長年フレンチや洋食の修行をしてきたので、本格的な洋食の技を楽しむことができるからです。メニューにはビーフシチュー、ビフカツ、ナポリタンなんかがありますからそそられます。

とんかつ いとう@富士宮市

注文すると最初に登場するのが漬物と小鉢、お櫃に入ったご飯です。とんかつならすり鉢にゴマが入ったものが出てくるのですが、今回はありません。漬物や小鉢を楽しんでいるとカキフライからやってきましたよ。大きなお皿にのったカキフライはこれまた大ぶりのものでテンションがあがります。

とんかつ いとう@富士宮市

さらにうれしいことに自家製のタルタルソースもついています。レモンを絞ってタルタルをつけていただきます。中の牡蠣はジューシーさ、半熟は今一歩ながら旨みも香りもしっかりとあります。衣もサクサクと軽くおいしく食べることができました。パンは埼玉の業者から仕入れ、自分のところでパン粉にしているとのことで、このおいしさがあるんでしょう。

とんかつ いとう@富士宮市

もうひとつの海老クリームコロッケはベシャメルソースのおいしさに脱帽しました。本格的な洋食屋でもなかなかお目にかかれないほどのクオリティーで、まろやかで粉臭さもなく、クリームもトロトロでなめらかで海老の旨さをよりパワーアップさせています。中の海老も大きなものがゴロゴロ入っており、値段以上の価値があると思います。

とんかつ いとう@富士宮市

あと大事なことはご飯や味噌汁、つけ合わせのサラダや箸休めのカレー味のもやしなどどれもが丁寧に作られていることで、職人肌のご主人ならではのことだと思います。揚げ物で気になる油切れもしっかりとしていますし、とんかつにつきもののソースの容器も丁寧に扱われており、最後まで気持ちよく食事を楽しめます。

とんかつ いとう@富士宮市

と、とんかつ激戦地区の富士、富士宮で長年繁盛しているだけあり、常連さんに愛されているのがわかる気がしました。和風のとんかつを追求している人だけでなく、洋食の技を生かしたコロッケやメンチ、シチューなどを食べに出かけても満足すると思います。次回はとんかつかデミグラスソースが掛かったビフカツを食べてみたいですね。

富士宮市小泉622-18
0544-23-4593  11:00~14:00  16:30~20:30  月曜日休み


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