静岡道楽日記

フランス四苦八苦旅11　パリで大人気のショコラトリー！

もうすぐバレンタインデーです。日本中チョコレートにあふれる日です。本場フランスではバレンタインデーではそのようなことはありませんが、日常生活にチョコレートがあふれています。スーパーのチョコレート売り場は日本の倍から３倍ほどの面積があります。さらに街中のパティスリーではたくさんのチョコレートが販売されています。



この日出かけたのはそんなチョコレートの専門店です。ショコラトリーと言うのですが、レストランやパティスリーなど10店舗以上をパリ市内に展開しているシリルリニャックです。業界ではカリスマシェフ、スーパーシェフと言われており、フランスでは知らない人はいないと言われるほどの有名人です。



今日は11区のお店に伺ったのですが、ショコラトリーのすぐ近くにはパティスリーもあります。平日の昼下がりということでお客さんはまばらです。店内はお洒落さが少ないパリ市内のお店が多い中、こちらのお店はスタイリッシュでいながら落ち着いた感じもしているので、のんびりとカフェタイムを過ごすことができます。



注文は、お目当てのショコラショーのショートサイズをお願いしました。ショコラショーとはホットチョコレートのことで、寒い冬場の定番の飲み物です。持ち帰りもできるように紙コップでの提供ですが、一緒に水が出てくるのは有り難いですね。気になる味は、最初にチョコレートの香りの良さとコクが来ます。



その後にやってくるのはヘーゼルナッツの香りです。この余韻の長さと良さが本格的な味わい、ショコラショーの楽しみなんだと思います。甘さはそれほどでもなく飽きることなく飲めるのも利点です。日本でお馴染みのココアよりもチョコレート分が多いのがその理由なんだと思いますが、チョコレート好きなら断然、こちらの方がお勧めです。





ショコラショーで身も心も温まったらお土産を買って帰ることにします。ネットで見かけたギモーブ入りのキャラメルチョコです。いわゆるマシュマロ入りのチョコですね。これは甘さ控えめで苦味がしっかりと感じられるキャラメルチョコの中にふんわりと柔らかな板状のギモーブがサンドされているもので、マシュマロの柔らかな食感と甘さとチョコの苦味と旨みが見事にマッチしたおいしさがありました。



と、さすがパリ市内各地に展開している人気店だけあって、イートインしたショコラショーもお土産にしたチョコレートもレベルが高いものでありました。日本のバレンタインデーの出店では凄い人気のようですが、それも納得できるものがありました。パリ市内にはショコラショーの名店が何店舗かありますが、こちらのお店もそんな名店の一軒であるのは間違いないと思います・・・。

25 rue Chanzy　　75011 Paris