静岡道楽日記

静岡県内外のおいしいお店、怪しいお店、日々の出来事、面白スポット、身近なニュースなどを鋭くも暖かい視点?で掘り下げていきます。

ちちや@岐阜県土岐市

土岐市のソウルフード、てりカツ丼が食べられるお店!

最近、岐阜県の土岐市がニュースになりました。多治見から中津川に至る東濃地方で初めての大型ショッピングセンターであるイオンモール土岐がオープンしてアクセス道路である国道19号線が大渋滞になったというものです。そんな土岐市、アウトレットもあって俄かに商業面で脚光を浴びています。

ちちや@岐阜県土岐市

そんな土岐市のソウルフードといえば「てりカツ丼」で決まりです。3年ほど前に旭屋食堂で食べたことあって気に入っていたので、今回隣町の多治見市で開催された陶器まつりに出かけた際にランチとして、前回とは違う「ちちや」に寄ってみました。こちらのお店があるのは、ちょっと寂しい駅前商店街の一角です。

ちちや@岐阜県土岐市

お店は古くからあるとんかつ主体の洋食系のお店でテーブル席のほかに小上がりもあるけっこう大きな造りです。日曜の12時過ぎということもあり8割程度のお客の入りでどのテーブルにもてりカツ丼が乗っています。注文はてりカツ丼とミニラーメンのセット1270円と上てりカツ丼94
0円です。なお、カツ丼には味噌汁はついてきません・・・

ちちや@岐阜県土岐市

10分ほどでやってきました。最初は普通のロースのてりカツ丼からいってみます。とんかつは薄目ですが、ラードが入った油で揚げてあるので香りが良いですね。なによりカラリと上手に揚がっています。豚肉はごく普通のロースで柔らかさや肉の味もそれなりですが、自慢のテリがそれをカバーしています。

ちちや@岐阜県土岐市

このテリは和風デミグラスソースともいうべきもので、トマトケチャップの酸味もほどよく入って、お隣長野県駒ケ根市の名物ソースカツ丼よりもおいしいと感じました。さらにカツ丼といえば、ご飯との渾然一体感が大事ですが、普通の卵とじのものよりも粘り気があるのでご飯と合うように思いました。癖になる味わいというのはこういうことをいうのだと思います。

ちちや@岐阜県土岐市

このカツ丼の上はロースではなくヒレになるのですが、カツ単体で食べればヒレの方が美味しいのでしょうが、ことカツ丼となるとロースの脂身がアクセントとなるのかヒレよりも美味しく感じました。こちらの上てりカツ丼は卓上のウスターソースをちょっと掛けると味が引き締まりました。
そうそう、かつとご飯の間に千切りキャベツがのっているのですが、これにタレが掛かると抜群に美味しくなるんです。

ちちや@岐阜県土岐市

それから、ミニラーメンですが、ミニというよりもハーフサイズ、三分の二くらいのけっこうなボリュームがありました。味的にもスープは鰹節がしっかりと効いた昔ながらの中華そば的な仕上がりで、これだけ食べても十分にいけるものでした。麺は業務用のよくあるもので残念でしたが、濃いめのかつ丼とさっぱりとしたラーメンの相性は抜群でした。

ちちや@岐阜県土岐市

ちちや@岐阜県土岐市

と、小さい頃から食べていた人にとってはソウルフード的なものでしょうし、旅行で訪れて食べても普通の卵とじのものとはまた違った良さがあると思いました。癖になるおいしさというか昭和の洋食が好きな人にとってはハマる一杯だと思います。土岐市では食べられるお店は3軒ほどしかないようですが、いつまでも続けていってほしい食文化だと思います・・・

岐阜県土岐市泉町久尻32-11
11:00~14:00  16:30~20:00  月曜休み




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