2022備忘録9 お値打ちランチが大推薦のフレンチ!
今年2022年食べた中で一番印象に残った一皿は、名古屋市東区高岳にあるフレンチ・ダイニング六区の前菜の中にあるずわい蟹とカリフラワーのムース、コンソメゼリー寄せです。お値打ちなランチの一皿であり、季節代わりの料理が多い中、お客さんの要望が多いため、これだけは1年中メニューにのっているものです。

こちらのお店があるのは、名古屋で一番の繁華街である錦、栄地区からちょっと離れた高岳です。周辺はオフィスビルやマンションが多く、その中に隠れ家的な飲食店が点在しています。コインパーキングもお値打ちなものが多いので車で出かけても大丈夫です。なお、お店の前は小型車なら1台停められるスペースがあります。

この日はランチで寄らせてもらいましたが、満員御礼の人気でした。基本的には調理担当のシェフとホール担当のソムリエ氏の2人で切り盛りしており、2人どもベテランということもあって料理、サービスとも安定したものがあります。さらに店内のテーブル席は個室風にパーティションされており、ゆったりと食事やワインを楽しむことができます。


ランチメニューは、前菜とメイン、デザートから好きなものを選ぶプリフィックススタイルとなっています。気になる値段は前菜、メイン、デザートからひとつづつ選んで税込み3000円です。プラス料金がかかるものがあったり、スープが別料金になっていますが、この値段は良心的だと思います。なお、ランチはサービス料もかかりません。

前菜のひとつめはサーモンの40度ミ・キュイのリコッタチーズのコンディマンです。いわゆるサーモンの低温燻製です。サーモンは脂の乗りもほどほどのもので、刺身で食べるよりも一仕事がした方がおいしくなるタイプで、さっぱりとした中にサーモンの旨味がしっかりと感じるものです。これをよりおいしくさせるのがほのかにチーズが香る香草入りのムース状のソースです。暑い時期に食べるにはぴったりな一品でした。

これを上回るものが、ずわい蟹とカリフラワーのムースをコンソメゼリーと一緒にしたもので、大き目なカクテルグラスに入っており見た目も涼し気です。食べてみてもゼリーのさっぱりさと爽やかさ、そのあとから感じる蟹の香りと旨味・・・と、完璧とも思わせる完成度です。これは人気があるのがわかる逸品です。これはひとりひとつ頼むべきでした。

メインは、地元三河湾一色港から直送される魚を調理したもので、この日はコショウ鯛でした。これをポワレしたもので、さっぱりとした白身なんですが、思いのほか身がしっかりとしており、フレンチにはぴったりな魚といえます。これに合わせるソースも軽い中にバターの香りがちゃんと残っています。やはりフレンチのメインは魚をひとつは選んでしまいます・・・

もうひとつはイタリア産の仔牛と豆のクリーム煮ブランケットヴォーです。ランチらしい軽めの仕上がりで鶏肉ではなく仔牛肉を使っているのがポイントですね。これによって奥深い旨さ、軽さの中にしっかりとしたコクを感じさせる力がありました。ソースも丁寧に作られています。ボリューム的にはもう少し欲しい感じもしますが、おいしいパンをお代わりすることによって満足しました。

デザートは別腹ということで、こちらでは数種類から選ぶことができます。さらにワインが強いお店ですからランチでもチーズプレートを選ぶことができます。ひとつはこれを、もうひとつは人気があるというパンナコッタを選んでみました。そうそう、こちらのお店はワインが強いお店なので、しっかりめの赤をお願いしたのですが、これが当たりでした。

で、このパンナコッタがボリューム、味ともに下手なスイーツショップ顔負けの完成度がありました。下のパンナコッタ自体は普通なんですが、上の細かく散ればめられたフルーツと上のジュレが並大抵のものではなかったんです。ミントを中心とした香草を使ったものですが、下のパンナコッタを生かすには十二分のパワーを与えていました。これはまた食べたいと思わせる魅力がありました。


もうひとつのチーズプレートもランチには十分のボリュームがあり、ドライフルーツやカリカリに焼かれた小さなバゲットまでついてきており、ワイン好きならお代わりしてしまうほどのものがありました。そうそう、珈琲のお供にプチフールも出てきてトータルではお腹パンパンとなりました。

と、イタリアンやフレンチの人気店、有名店が数多く集まる名古屋中心部でも、こちらのお店は予約困難店といわれるほどではありませんが、シェフのしっかりとした技術力とソツのないサービスと巧みの話術が持ち味のソムリエの2人3脚となって、値段以上の満足度が得られることは間違いありません。
名古屋市東区泉1-20-6 エミール泉1F
052-951-6939 水曜・第2火曜休み
今年2022年食べた中で一番印象に残った一皿は、名古屋市東区高岳にあるフレンチ・ダイニング六区の前菜の中にあるずわい蟹とカリフラワーのムース、コンソメゼリー寄せです。お値打ちなランチの一皿であり、季節代わりの料理が多い中、お客さんの要望が多いため、これだけは1年中メニューにのっているものです。

こちらのお店があるのは、名古屋で一番の繁華街である錦、栄地区からちょっと離れた高岳です。周辺はオフィスビルやマンションが多く、その中に隠れ家的な飲食店が点在しています。コインパーキングもお値打ちなものが多いので車で出かけても大丈夫です。なお、お店の前は小型車なら1台停められるスペースがあります。

この日はランチで寄らせてもらいましたが、満員御礼の人気でした。基本的には調理担当のシェフとホール担当のソムリエ氏の2人で切り盛りしており、2人どもベテランということもあって料理、サービスとも安定したものがあります。さらに店内のテーブル席は個室風にパーティションされており、ゆったりと食事やワインを楽しむことができます。


ランチメニューは、前菜とメイン、デザートから好きなものを選ぶプリフィックススタイルとなっています。気になる値段は前菜、メイン、デザートからひとつづつ選んで税込み3000円です。プラス料金がかかるものがあったり、スープが別料金になっていますが、この値段は良心的だと思います。なお、ランチはサービス料もかかりません。

前菜のひとつめはサーモンの40度ミ・キュイのリコッタチーズのコンディマンです。いわゆるサーモンの低温燻製です。サーモンは脂の乗りもほどほどのもので、刺身で食べるよりも一仕事がした方がおいしくなるタイプで、さっぱりとした中にサーモンの旨味がしっかりと感じるものです。これをよりおいしくさせるのがほのかにチーズが香る香草入りのムース状のソースです。暑い時期に食べるにはぴったりな一品でした。

これを上回るものが、ずわい蟹とカリフラワーのムースをコンソメゼリーと一緒にしたもので、大き目なカクテルグラスに入っており見た目も涼し気です。食べてみてもゼリーのさっぱりさと爽やかさ、そのあとから感じる蟹の香りと旨味・・・と、完璧とも思わせる完成度です。これは人気があるのがわかる逸品です。これはひとりひとつ頼むべきでした。

メインは、地元三河湾一色港から直送される魚を調理したもので、この日はコショウ鯛でした。これをポワレしたもので、さっぱりとした白身なんですが、思いのほか身がしっかりとしており、フレンチにはぴったりな魚といえます。これに合わせるソースも軽い中にバターの香りがちゃんと残っています。やはりフレンチのメインは魚をひとつは選んでしまいます・・・

もうひとつはイタリア産の仔牛と豆のクリーム煮ブランケットヴォーです。ランチらしい軽めの仕上がりで鶏肉ではなく仔牛肉を使っているのがポイントですね。これによって奥深い旨さ、軽さの中にしっかりとしたコクを感じさせる力がありました。ソースも丁寧に作られています。ボリューム的にはもう少し欲しい感じもしますが、おいしいパンをお代わりすることによって満足しました。

デザートは別腹ということで、こちらでは数種類から選ぶことができます。さらにワインが強いお店ですからランチでもチーズプレートを選ぶことができます。ひとつはこれを、もうひとつは人気があるというパンナコッタを選んでみました。そうそう、こちらのお店はワインが強いお店なので、しっかりめの赤をお願いしたのですが、これが当たりでした。

で、このパンナコッタがボリューム、味ともに下手なスイーツショップ顔負けの完成度がありました。下のパンナコッタ自体は普通なんですが、上の細かく散ればめられたフルーツと上のジュレが並大抵のものではなかったんです。ミントを中心とした香草を使ったものですが、下のパンナコッタを生かすには十二分のパワーを与えていました。これはまた食べたいと思わせる魅力がありました。


もうひとつのチーズプレートもランチには十分のボリュームがあり、ドライフルーツやカリカリに焼かれた小さなバゲットまでついてきており、ワイン好きならお代わりしてしまうほどのものがありました。そうそう、珈琲のお供にプチフールも出てきてトータルではお腹パンパンとなりました。

と、イタリアンやフレンチの人気店、有名店が数多く集まる名古屋中心部でも、こちらのお店は予約困難店といわれるほどではありませんが、シェフのしっかりとした技術力とソツのないサービスと巧みの話術が持ち味のソムリエの2人3脚となって、値段以上の満足度が得られることは間違いありません。
名古屋市東区泉1-20-6 エミール泉1F
052-951-6939 水曜・第2火曜休み
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